1990年にTim Langdell氏が設立したEdge Gamesの誕生と共に「Edge」の名称を商標登録して以降、 Langdell氏がナムコのソウルエッジを始め、Electronic ArtsのMirror’s Edgeなど、Edgeの文言が含まれるタイトルに対し片っ端から使用差し止めを求める訴えを起こし問題となっていました。
しかし、昨年の10月にはEAとのMirror’s Edge裁判に敗訴、悪質な証拠の改竄などが原因でこれまで所有していた“edge”、“cutting edge”、“the edge”、“gamer’s edge”の商標が取り消され、かつて会長を務めたゲーム開発者の国際的な団体IGDA(International Game Developers Association)からも除名される結末となりました。
北米で商標を失ったLangdell氏でしたが、イギリスでは“edge”商標絡み問題がまだ継続しており、イギリスのゲーム情報誌や情報サイトとしてお馴染みのEdge誌との間に起こったトラブルによりLangdell氏が再び使用差し止めを求める訴訟を起こし注目を集めていました。そんな中、この裁判が無事Langdell氏の敗訴で決着。相変わらずどうしようも無い間抜けな敗訴の理由が明らかになっています。
元々1993年にEdge誌の刊行を準備していたFuture PublishingがLangdell氏からロゴの使用権を得て雑誌の発行を行ってきましたが、2005年にはFuture PublishingがLangdell氏から雑誌発行に必要な商標のライセンスを購入、しかし今年に入りLangdell氏がまだ商標を自身が所持していると主張、雑誌のロゴと共に発行や雑誌の制作に自身が関わっているとして、裁判問題へと発展していました。
この裁判で、Langdell氏は自身が制作に深く関わった証拠として、Edge誌が発刊される2年前(1991年)に作成したEdge誌のロゴに酷似したデザインデータが記録された5インチフロッピーを提出。しかしこのロゴデータがWindows 95で作成されたものであることが判明、1995年にリリースされたWindows 95を利用して1991年にデザインデータの作成が出来るはずがありません。Langdell氏はそのデータは間違って送ったものだなどと言い訳していますが、そんな事が通じる道理も無く、あえなく敗訴となりました。
アメリカでの爆死も記憶に新しい中で、もはや清々しいほどの商標転がしに徹するTim Langdell氏ですが、今後まだ生きている商標は存在するのか、考えただけで具合が悪くなるニュースと言えそうです。
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