UbisoftのパリスタジオとUbisoft Red Stormが開発を進めている4年ぶりのGhost Reconシリーズ新作「Ghost Recon: Future Soldier」、幾度かの延期を経た本作でしたが、今年のE3ではMicrosoftのプレスカンファレンスにも登場し、進捗の進んだ様子が窺える新ビルドによるデモンストレーションが公開されました。
近未来を舞台に光学迷彩や小型ドローンなどを始めとしたハイテク装備を駆使するタイトルとして注目を集める本作ですが、イギリスでブランドマネジャーを務めるMatt Benson氏がOfficial Xbox 360 Magazineのインタビューに対しゲームの方向性や開発コンセプトについて言及、昨今多く見られる稲妻の様な反射神経が有効なシューターよりもチームワークや経験が活かせるゲームに仕上げたいと発言しました。
Benson氏はGhost Recon: Future Soldierが2011年のホリデーシーズンに見られるまるでガス爆発でも起こしたかのような底抜けの騒ぎから距離を置くものの、以前のタイトルと比べて過酷で乾いた作品にはならないと発言。“アクセシビリティ”のコンセプトを掲げ、ゲーム性が単純化の一途を辿るという昨今よく見られる現象をゴールにはしていないと語りました。
アクセシビリティという言葉が嫌いだと述べた氏は、それが実際にアクセスを容易にすることに関係していないと指摘、単にゲームを直感的にすることでプレイを楽しいものにしているだけだとの見解を示しています。
さらに氏はGhost Recon: Future SoldierがCall of Duty: Modern Warfare 3とBattlefield 3を競合タイトルとして認識していないことを明言し、クリスマスは彼らに任せておいて、クリスマス後に登場(※ リリースは2012年2月予定)するFuture Soldierが痙攣するようなシューターのテンポに僅かな変化をもたらすとアピールしました。
Benson氏は前述した近年のメジャータイトルのマルチプレイヤーが稲妻のような反射神経を持つ10代のゲーマーに適していると述べ、自身の様なオールドゲーマーはそれを持っていないと発言。Future Soldierの開発は制圧射撃システムを筆頭にチームワークと戦場における革新を構築する事に注力していると述べ、他のシューターとは違う層をターゲットに想定していることを示唆しています。
さらにE3でCall of Duty: Modern Warfare 3のトレーラーを見たと語った氏は、演出の至る所がマイケル・ベイ感に溢れ、グレートで巨大で、映画的だと絶賛。それらに尊敬の全てを捧げ、私たち皆がCall of Dutyをプレイするだろうと語った氏は、Ghost Recon: Future SoldierがGhost Reconファンの為のもので、少し骨が折れ、幾分かドライなタイトルだと明かし、戦争シミュレーションとハリウッドの超大作映画の間のバランスを探っていると語りました。
ある種のゲーマーには福音にも感じられるBenson氏のアピールですが、最終的に戦術シューターとしてどんなクオリティの磨き上げとバランスを実現するのか、今後の続報に期待したいところです。
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