昨晩CD Projektが「The Witcher 2: Assassins of Kings」関連の新情報を発表するカンファレンス“CD Projekt Fall 2011 Conference”を開催、Xbox 360版のリリースが2012年Q1予定であることや、今月29日にリリースされるPC版の最新大型アップデート“Version 2.0”の詳細、そしてXbox 360版に用意される4分に及ぶ新たな新オープニングの存在など、多くの新情報が発表されました。
遂に2012年Q1リリースが明らかにされたXbox 360版ですが、今作は従来のPC版を移植しただけの内容では無く、会場ではXbox 360版に12種類の新たな追加要素が存在していることが明らかにされ、今回のカンファレンスではそのうち4種の詳細が発表されました。
この4つの追加要素は既に幾つかの詳細をお伝えしている“Version 2.0”の内容(※ チュートリアルと“Dark”モード、“Arena”モード)3種に加え、4分に渡るCGIイントロムービーが追加されるというもので、公開済みのXbox 360版トレーラーに収められていたレソが何らかのカプセルを放り投げる船上でのシーンや、大規模な攻城戦の様子が新OPに含まれています。なお、Xbox 360版のローンチ後に改めてPC版にもこの新イントロが追加されることも明言されました。
新しいCGI映像は2002年のアニメーション作品“The Cathedral”でアカデミー賞ノミネートの経験を持ち、前作The Witcherでアダ王女とゲラルトの印象的な戦いを描いたCGI映像も手掛けたアニメーターTomasz Baginski氏が手掛けており、公開済みのシーンの規模からも明らかな通り、素晴らしくエピックな情景とレソの背景にプレイ済みのファンにも楽しみな追加要素となりそうです。
いよいよ9月29日にリリースされるPC版「The Witcher 2: Assassins of Kings」の大規模アップデート“Version 2.0”ですが、会場に登壇したAdam Badowski氏は今回のVersion 2.0が前作向けにリリースされた大型アップデート“Enhanced Edition”よりも大きな内容だと語り、CD Projektがリリース後もゲームを支援し、さらに無料で新しいコンテンツをもたらすことを約束すると発言しました。そして、Version 2.0はその1歩目だと語り、今後も新しい展開が用意されていることを示唆しました。
以前からユーザー寄りの過剰とも言えるサービスや決定を見せているCD Projektですが、Adam Badowski氏は本作が良いセールスを収める為にDRMを必要としておらず、それによって業績も十分であることから高価なダウンロードコンテンツを必要としないと発言、こういったユーザー重視の取り組みが良いセールス結果を導くだけでなく、CD Projektにとって貴重なファンからの賞賛も得ることが出来ると豪語しています。
なお、Version 2.0には以下に紹介する3種類の大きな新要素以外に、WitcherフォーラムとFacebookの統合や、40種類のバグフィックスや拡張といった要素も用意されていることが明らかにされています。
“Version 2.0”に用意される新しいチュートリアルモードは完全にゲーム本編から独立した、新ロケーションとなるKeadwen王国を舞台にした内容で、ゲームプレイの基礎から複雑な要素まで順を追って全ての要素を説明するとのこと。
The Witcher 2: Assassins of Kingsには最高難易度としてゲラルトが死ぬとセーブデータ自体がロード不可になるハードコアな“Insane”モードが用意されていますが、“Version 2.0”に追加される新たな難易度“Dark”モードはInsaneに似た難易度をやり直し可能にした新しいモードで、以下の様な新要素が用意されています。
- 3種類の“Dark”アーマーセット(ライト、ミディアム、ヘビー)
- 6本の新しい“Dark”ソード(シルバー3本、スチール3本)
- その他“Dark”テーマの追加要素
完全に新しいゲームモードとして導入される“Arena”モードは敵のWaveを生き残るサバイバルモードといった内容で、Keadwen王国の打ち棄てられた要塞を舞台に、ラウンド毎に得られる報償やゴールドを元にゲラルトを強化し、過酷な戦闘を進めていくことになります。
カンファレンスでは実際にデモプレイが行われ、2Wave目で早くもトロール2匹と大量のネッカーが登場する激しい内容は、Quenで楽勝とはとても言えそうにない歯ごたえがある戦闘に見受けられました。なお、“Arena”モードには以下のような要素が盛り込まれています。
- Keadwen王国を舞台にした新ロケーション
- イベントにダイナミックな反応見せる聴衆
- 新クリーチャーのウェアウルフ
- 30種の異なるWaveが存在し、難易度が上昇しつつループされる
- ラウンド後に3種類の報償が用意され、プレイヤーはその1つを選択
- 援軍としてメイジ、ナイト、ドワーフ戦士達が登場する
- ラウンド間に装備品の購入と拡張を可能にする店主が登場
- “Arena”モード用に3種類の新しいGUIを導入
- 新しいダイアログ
- 新しいBGM
会場では29日の“Version 2.0”リリースに向け、PC版The Witcher 2: Assassins of Kingsの割引セールが行われることが発表され、本日から10月6日までSteam上で29.90ユーロに値下げされることが判明。さらにGOG.comでは9月29日から10月6日にかけて29.99ドルでThe Witcher 2が販売されることが明らかになりました。
大きな拡張が着実に続けられていくThe Witcher 2: Assassins of Kings、本作はRPGゲームジャンルにおいて歴史に残る偉大なタイトルの1つであることは間違いありません。まだ未プレイの方はこのセールを機会に是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
なお、国内のプレイヤーにとっては大きい関心事である言語パックのリリースについては残念ながら触れられず、改めて続報が待たれる状況となっています。
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