Dungeon SiegeやSupreme Commanderシリーズ、Demigodといった作品で知られる著名なゲームデザイナー、クリス・テイラー氏が率いるGas Powered Gamesですが、ここ数年“Age of Empires Online”開発への参加や“Dungeon Siege III”の監修など、新作の話題が久しく聞かれない状況が続いていました。
そんな中、昨年12月中旬に開始された公式サイトの“Project W”カウントダウンが終了し、クリス・テイラー氏らしいPC向けのアクションRPGとRTSのハイブリッドタイトル「Wildman」が発表され、同時に110万ドルの開発資金調達を目指すKickstarterプロモーションが開始されました。
数年ぶりの完全新作となる“Wildman”は、同名の主人公Wildmanと自軍の勢力を操作し戦うアクションRPG要素と、自軍の勢力や自陣の強化に加え、敵シタデルの攻略を行うRTS要素から構成されるファンタジー世界を舞台にした作品で、クリス・テイラー氏はこの作品が“かつての経歴と人生の中で自身が取り組んだ全てにおいて、最高潮に達する作品”だとアピールしており、数年に渡って温めてきたMODサポートやゲーム世界の物理シミュレーション、マルチプレイヤー要素など、魅力的な幾つかの要素が明かされています。
■ “Wildman”の主なゲームプレイ要素
- 大きな報償が用意された敵軍隊やチャンピオン軍隊との戦闘を繰り広げる戦場
- エピックな世界環境におけるダンジョンの探索や暴れ回る怪物との戦い、新しい武器やアーマーの発見といったRPG的な探索要素
- 駆逐した相手から技術を奪い、将来の戦いに向けてそれらを利用するRTS的な要素
- 高度な物理シミュレーションと環境オブジェクトの破壊要素が演出する残酷で血にまみれた戦闘(※ ゲームプレイに影響をもたらす物理シミュレーションとして、火矢から木に燃え広がり山火事を引き起こすといった現象が挙げられた)
- 主人公“Wildman”は自軍の部隊を支援可能な能力やスキルを持ち、変身することで新たな能力を得る
- 新たな技術で自軍のアップグレードが可能
- 拠点の防御設備が構築可能
- アイテムのクラフト要素が存在する
- ユーザーMODが利用可能で、Web上から導入可能なシステムの実装を予定
- 楽曲はDungeon SiegやThe Elder Scrolls V: Skyrim、Morrowind、Oblivion、Icewind Dale、Dawn of Warなど、多くの作品を手掛けた著名な作曲家Jeremy Soule氏が担当
- “Wildman”は過去のクリス・テイラー作品から優れた要素を多く導入している
- Dungeon SiegeにおけるコアなアクションRPG要素:各種武器やギア、様々な魔法、モンスターとの戦い、レベルアップ、そしてアイテムLootなど
- Supreme CommanderにおけるコアなRTS要素:自軍の編成やヒーローと軍隊をカスタマイズさせる技術ツリーの存在
- Demigodの多人数戦闘と戦場におけるWave形式の導入
- クリス・テイラー氏以外に、Dungeon SiegeシリーズのBrian Fricks氏や多くのGPG作品でシステムデザイナーを務めるEric Williamson氏、2007年にGPG入りしたComputer Games Magazine(旧Computer Games Strategy Plus)誌の元編集長Steve Bauman氏、かつてBlizzardに所属し、Blizzardのロゴデザインも手掛けたアーティストStu Rose氏らが開発に参加している
- 対応プラットフォームは現在のところPCのみを予定しているが、MacとLinux、モバイルデバイスを含む対応も検討されている
- 資金調達を達成した場合のローンチスケジュールは2013年7月から2014年1月を予定
- ローンチ時はシングルプレイヤーにのみ対応するが、ローンチ後PvEのマルチプレイヤーとPvPの導入も検討されている
- 現在の調達プランは製品のデジタルコピーとフォーラムアクセスを同梱する20ドルコースから、プロデューサーのクレジットを始めとする超豪華特典を山盛り用意した1万ドルコースまで12種が用意
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