先ほど遂に正式アナウンスを迎えたBungieの新作「Destiny」ですが、発表に併せて大手メディアのプレビューが一斉に解禁され、本作のバックグラウンドを始め具体的なゲームプレイに関するディテールやシステムなど、大量の新情報が明らかになりました。
また、公式サイトもオープンし、Xbox 360とPS3版の予約が早くもスタートしています。
■ 基本的な情報
- 開発はHaloやMarathon、Mythシリーズで知られるBungieが担当
- パブリッシャーはActivision
- 常時接続を必要とするMMO的なFPSタイトル
- 対応プラットフォームはPS3とXbox 360、次世代機向けのリリースも示唆された
- PC版はリリースされない、Bungieは“Destiny”をコンソールシューターとしている
- Xbox 360版がLiveのゴールドメンバーシップを必要とするか、現時点では不明
- PS3とXbox 360版のクロスプラットフォームは無し
- リリース時期は今のところ不明
- Bungieの共同創設者Jason Jones氏は“Destiny”の全てを社会的且つ協力的なゲームとして構築したと説明している
■ Bungieが掲げる主要な7本の支柱
- 1:プレイヤーが居たいと感じる世界
- Jason Jones氏は既に6年に渡ってDestinyの世界に関するアイデアを温めてきた
- “Destiny”の世界は、遠い将来、人類が銀河を超えて勢力を拡大し植民地化を進めた黄金時代がエイリアンの攻撃によって崩れ去った後、数百年が経過し、僅かに残された人類が再び銀河への一歩を歩み始める段階にまで復興を果たした段階の物語を描く
- 銀河に進出した人類を壊滅させたエイリアンの攻撃はいつしか止んだものの、人類は彼らの目的が人類の存在そのものを消し去ることだったことを忘れていない
- 生き残った人類は、地球の守護者である巨大な球状の宇宙船“Traveller”の下、人類最後の避難区域でもあるエリアに広大な都市を構築し復興を果たし始めており、既に月や火星、金星の調査を開始している
- プレイヤーは地球の都市に居住する多くの兵士“Guardian”の1人
- 本作のプロットは今後10年間に及ぶシリーズの展開の中で、シリーズ小説のように語られていく
- しかし、BungieのナラティブディレクターJoseph Staten氏は、Bungieが伝えようとする物語はBungieから語られず、プレイヤーが築いた彼らのパーソナルな経験によってプレイヤー間で伝え語られるだろうと説明した
- 2:たくさんの楽しい行為
- 実際のゲームプレイについて、Warlocクラスを選んだJoseph Staten氏と、Vanguardクラスを選択したJason Jones氏によるゲームプレイのシナリオが紹介された
- プレイヤーは、プレイヤー達の拠点として機能するモノリス状の“Tower”と呼ばれる施設で、装備の準備やグループ作り、目標地点の品定めなどソーシャル的な活動を行うことが出来る
- “Tower”では他のプレイヤーも活動しており、冒険の計画を練る者がいれば、あるプレイヤーは単に日没を眺めているだけかもしれない
- Destinyの新エンジンはリアルタイムなダイナミックライティングとグローバルイルミネーションを実装しており、目の前には壮大な展望が広がっていた
- Staten氏とJones氏は2人で宇宙船(※ 宇宙空間での戦闘が存在することも示唆された)に乗り込み、火星へと移動し、黄金時代に人類が築いた古代都市を発見、ここで“Sandeater Cabal”との戦闘が発生するも敵が強力すぎ苦戦を強いられていたところ、Haloに登場したゴーストの様なPikeビークルで通りがかった“Hunter”クラスのプレイヤーが彼ら2人を助けた
- 彼女(Hunter)は強力なユニーク武器“The Fate of All Fools”を持っていた
- 2人から3人となったグループはその後“Dust Palace”と呼ばれる深部に赴き、Staten氏が“Thorn”と名付けられたユニーク武器を手に入れた
- “Dust Palace”を後にし、彼女は登場した時と同じようにPikeに乗り去っていった
- 3:プレイヤーにとって関心深い報酬
- Jones氏は、プレイヤーが“Destiny”の中で行うこと全てに対し報酬を得るだろうと強調した
- 前述したユニーク武器に加え、ヘルメットからケープ、アーマー、プレイヤーのフェイスに至る全てがプレイヤーのものとなる
- Jones氏は、Bungieのゴールがプレイヤーを毎日、毎週、毎月、そして何年にも渡ってゲーム世界に帰らせることだと語った
- 4:毎晩の新しい経験
- Jones氏は、“1時間ゲーム内で過ごすだけで何かを成し遂げた”と想像してみて下さいと語り、Destinyが全く新しいアクティビティを持ち、プレイする毎に前回とは異なる経験を与えると説明した
- プレゼンテーション中には“Raid”コンテンツの存在も示唆された
- Destinyにはメインメニューが存在せず、ゲームを起動した時点でプレイヤーはゲーム内に存在する
- 5:他の人達とのシェア
- “楽しい行為は、友人と進めればより楽しい”と語ったJones氏は、Co-opだけでなく対戦型のマルチプレイヤーが存在することを示唆した
- プレイヤーが望まない場合、PvPが強いられることはないだろう
- 6:あらゆるスキルレベルのプレイヤーにとって楽しいゲーム
- Jones氏は、初心者からハードコアプレイヤーの全てを満足させると強調、初心者プレイヤーが全てのコアアクティビティを楽しむことが出来ると述べ、熟練したプレイヤーには困難で興味深いコンテンツが用意されていると説明した
- 7:フレンドのゲームプレイにも影響を与えるモバイルアプリの統合
- 発表に併せて公開された開発映像にて、iOS向けのモバイルアプリが提示されたが、これはプレイヤーがログインしていない時も活動しているDestiny世界の最新情報を得る為に用いられる
- また、モバイルアプリからフレンドのゲームプレイに影響を与えることが出来ると示唆されたが、詳細については明かされなかった
- Jones氏は、プレイヤー達がゲームを熱心にプレイしたくなく、文章を読みたいとは思わず、そしてBungieが示す戯れ言について考えるためにインターネットに行きたくないと発言、この考えがユーザーインターフェースへの大きな投資をリードしたと説明した
■ その他の新情報
- Marty O’Donnell氏とMike Salvatore氏、そしてポール・マッカートニーが参加した50分に及ぶサウンドトラックが、ロンドンのアビーロードスタジオにて録音された
- Marty O’Donnell氏によると、ポール・マッカートニーがビートルズ7枚目のアルバム“リボルバー”で使用した機材を発掘し、Destinyの楽曲で使用したとのこと
- BungieのアートディレクターChristopher Barrett氏はDestinyを“神話的なSF”と称し、次のようなロケーションが登場すると語った
- Cosmodome Breach
- ヨーロッパに存在する廃墟
- かつてシカゴだった場所に広がる湿地帯
- 土星のリング近くに浮かぶ廃棄された宇宙船
- 月面の“Hellmouth”
- 巨大なピラミッド型の黒く光る宇宙船
- 非常に長い墓石のような宇宙船
- 登場するキャラクターには以下のような種類が確認された
- 人類側のプレイヤークラスであるTitanとWarlock、Hunter
- ポスターやアートワークにも描かれた“Fallen”
- タイムトラベル可能なロボット“Vex”
- アーマーに身を包んだ逞しい獣のような“Sandeater Cabal”
- “Spider Pirate”と彼らの錆び付いた機械
- 邪悪な宇宙のゾンビ
- Jones氏は、Destinyの舞台がオープンなサンドボックス世界として設計されていると説明した
- Bungieのエンジニアリングリードを務めるChris Butcher氏は、DestinyがBungie史上最も大がかりでチャレンジングなプロジェクトだと説明し、バックエンドにシームレスなホスト移動や常時接続状態で行われるマッチング、分散オブジェクトのホスティングなどの実装を挙げた
- さらに、BungieはDestinyに新しいグラフィックエンジン、分散コンピューティングクラスタ、新AI、“Grognok”と呼ばれる包括的な環境生成ツールを用意している
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