THQのチャプター11申請とアセットオークションの開催に伴い離散したIPの中で、買い受け先が見つからない状況が続いていたアメリカの人気プロレス団体「WWE」関連のビデオゲームシリーズですが、今月中旬に入り合意が近いと噂されていたTake-Two InteractiveとWWEの提携が正式に完了し、先日2K Sportsによる複数年にわたる独占販売契約の締結が発表されました。
また、本日国内向けのプレスリリースも発行され、シリーズ最新作「WWE14」の開発をこれまでのシリーズタイトルを手掛けた株式会社ユークスが担当することが判明、海外では例年通り秋のリリース予定が報じられています。
既にNBA 2KやMLB 2Kシリーズなど好調なフランチャイズを有する2K Sportsですが、安定したヒットを続けるWWEシリーズの取得は同レーベルのラインアップをさらに強化するシナジーとなりそうです。
プレスリリースに記された発表の詳細は以下からご確認下さい。
2KおよびWWEがWWEビデオゲームシリーズの複数年独占販売契約締結を発表
ニューヨーク州ニューヨーク市とコネチカット州スタンフォード市-2013年2月20日
2KとWWE (NYSE:WWE) は本日、多くのファンにご好評いただいているWWEテレビゲームシリーズを、2Kが全機種・全配給媒体でパブリッシングする全世界独占販売権について複数年契約を締結したことを発表しました。 この契約により、15年間にわたり大ヒットを続けるWWEのゲームシリーズは、今後2Kよりリリースされることになります。金銭的な条件は開示されておりません。
「WWEのシリーズは安定したAAAのタイトルであり、新しいパートナーとの独占契約にとても満足している。」、「弊社のNBA2KやMLB2Kのフランチャイズに注いでいるゲーム作りへのこだわりを、WWEというエキサイティングなコンテンツで存分に発揮できることを楽しみにしている。」と、2KのCOOデビット・イスメイラーは述べました。
現在、NBA2K11、NBA2K12、NBA2K13の合計売上数は全世界で1,500万本を超えております。今年発売したNBA2K13では、発売後の最初の週の売上が、同フランチャイズでの記録を持っていたNBA2K11の同期間での売上本数を49%も上回るという結果を収めました。このNBA2Kシリーズの実績が証明するように、2Kはスポーツシミュレーションのタイトルを大きく育ててまいりました。
WWE消費者製品エグゼクティブバイスプレジデントのケーシー・コリンズは、「2Kのゲームへの深いこだわりは、WWEがまさに求めていたものである。」、「この新しい提携は、WWEが世界で一流のテレビゲームのブランドであり続けることを意味する。そして、彼らの開発力やノウハウがこのフランチャイズにおいて、様々なプラットフォームを通して永く発揮されることを期待している。」と、コメントしています。
2K Sports上級副社長のグレッグ・トマスは「今までのWWEの開発・進化の歴史は素晴らしい。この新しい提携でNBA2Kの開発で蓄積してきた経験が同シリーズと融合できるのを楽しみにしている。」と述べました。また「WWEのファンは今まで以上に素晴らしいWWEのテレビゲームを体験することになるだろう。」とも述べております。
WWE14は株式会社ユークスにより開発されます。
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