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先日、AMDのRobert Hallock氏がTwitterで1月中のリリースを強調していたPC版「Battlefield 4」のMantle API対応アップデートですが、先ほどPC版の新ゲームアップデートの配信と共に公式Blogが更新され、予告通りMantle対応が導入されたことが明らかになりました。

また、公式Blogでは、3種のテストケースでDirectX 11とMantleのパフォーマンスを比較したデータも公開され、今年上旬にCES会場でAMDが謳った45％パフォーマンスアップを超えて、58％もの向上も見られる興味深い結果が明らかになっています。

■ Mantleの適用に必要な要件

• AMD Catalyst 14.1ベータドライバ（※ AMDのベータドライバページにて配信される予定）
• AMD Catalyst 14.1対応製品、現段階ではRadeon R9 290XとR9 290、R7 260X、Kaveri APUが対応
• 64bit Windows（7、8、もしくは8.1）
• 上記の要件を満たした状態で、ゲーム内のグラフィックスオプションセッティングのGraphics API設定からDirectX 11とMantleの切り替えが可能（※ 変更時にはゲームのリスタートが必要）

■ パフォーマンステストケース1：ローエンド機のシングルプレイヤー

• CPU/GPU：AMD A10-7850K（Kaveri APU）、4コア@3.7GHz
• 設定：720p MEDIUM設定
• OS：Windows 7 64-bit
• レベル：Singapore“Beach”
• 結果：26.6ms/f -> 23.3ms/f = 14％向上

■ パフォーマンステストケース2：スタンダードな64人マルチプレイヤー

• CPU：AMD FX-8350、8コア@4GHz
• GPU：AMD Radeon 7970 3GB（※ 7970は現段階でMantle対応製品に含まれていないが、今後のサポートで対応予定）
• 設定：1080p ULTRA 1x MSAA
• OS：Windows 8 64-bit
• レベル：Siege of Shanghai
• 結果：18.87ms/f -> 15.08ms/f = 25.1％向上

■ パフォーマンステストケース3：複数GPUを搭載したハイエンド機のシングルプレイヤー

• CPU：Intel Core i7-3970x Extreme、6コア12スレッド@3.5GHz
• GPU：2x AMD Radeon R9 290x 4GB
• 設定：1080p ULTRA 4x MSAA
• OS：Windows 8 64-bit
• レベル：South China Sea“Broken Flight Deck”
• 結果：13.24ms/f -> = 8.38ms/f = 58％向上

■ パフォーマンスツールの導入

• パフォーマンス解析に利用可能なインゲームのツールが追加された
• コマンドラインから“PerfOverlay.FrameFileLogEnable 1”で計測開始
• “PerfOverlay.FrameFileLogEnable 0”で計測終了
• これにより結果を記載した.csvファイルが生成される
• “Render.DrawScreenInfo 1”を利用すると、CPUとGPUの設定情報（解像度やMantle/DirectXの動作中レンダラを含む）がスクリーン上に表示される