先日、待望の続編“Dishonored 2”をアナウンスし、エミリーを主人公に迎えた新作のディテールに注目を集めるお馴染みArkane Studiosですが、かつて“Arx Fatalis”や“Dark Messiah of Might and Magic”といった傑作を生み出しながらも、非常に不遇な時代を過ごしたゼロ年代後半にArkaneがValveの下で開発を進めていたFPS作品「The Crossing」の未公開アセットやゲームプレイフッテージを含む映像が流出し注目を集めています。
2007年から開発が進められていた“The Crossing”は、シングルプレイヤーとマルチプレイヤーをシームレスに融合させる“CrossPlay”(※ Watch Dogsが導入した機能にやや似ている)を掲げ開発が進められていたSourceエンジン作品で、今回登場した映像には本作の(Victor Antonov氏によるものであろう)デザインやコンセプト、ゲームプレイメカニクスの一部が後の“Dishonored”に強い影響を与えたことがはっきりと感じられる多数のアセットが確認出来ます。
余談ながら、2006年に“Dark Messiah of Might and Magic”のローンチを果たしたArkaneは、その後2006年から2007年に掛けてレーベンホルムを舞台とする“Half-Life 2”のスピンオフ作品“Half-Life 2: Return to Ravenholm”を手掛けていたものの、日の目を見ることはなく今回ご紹介した“The Crossing”の開発へと移行していましたが、その後鳴り物入りでビデオゲーム分野に進出したスピルバーグ監督とEAがドリームチームで開発に臨んだ超大作“LMNO”に参加すべく“The Crossing”をキャンセル。しかし、スピルバーグ監督とEAの1作目“Boom Blox”の販売が振るわず最終的にプロジェクト自体がキャンセルされるなど、非常に注目度の高い作品を手掛けながらもそのどれもが完成に至らない不遇の時代を過ごしていたことが知られていました。
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かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
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