昨年11月3日にお馴染み「Activision Blizzard」が“キャンディークラッシュ”の成功で知られる“King Digital Entertainment”の買収を発表し、史上最高額のブランド独占と報じられた約59億ドルの買収規模が大きな話題となりましたが、本日Activision Blizzardがプレスリリースを発行し、2016年春を予定していたKing株の取得が予定通り完了したことが明らかになりました。(参考:ディズニーによるルーカスフィルムの買収が40億5,000万ドル、同じくマーベルの買収が40億ドル、MicrosoftによるMinecraft/Mojang ABの買収が25億ドル規模だった)
また、買収の完了に併せてActivision BlizzardのCEO Bobby Kotick氏が声明を発表し、Call of DutyやWorld of Warcraft、キャンディークラッシュといった人気フランチャイズと共に5億人を超えるユーザーを抱える世界最大のゲームネットワークが誕生したと強調しています。
これは、Activision Blizzardの子会社“ABS Partners”がKingの発行済株式(1株18ドル)を全て現金で購入し、アイルランドに提出された債務整理和議書に基づく手続きを完了したもので、これに伴い、2016年全体の“Activision Blizzard”連結決算における非GAAPの総売上高を前年比35%増とする62億5,000億ドル(※ 2015年の非GAAP総売上高は46億2,100万ドル)、20億ドル超の営業利益(※ 2015年は4億3,800万ドル)、1.751ドルのEPS(※ 1株利益、2015年は1.32ドル)の大幅な上方修正を加えた最新の業績予想がアナウンスされました。
なお、今後のKingは従来通りCEO Riccardo Zacconi氏とCCO Sebastian Knutsson氏、COO Stephane Kurgan氏による体制の下で、Activisionから独立したグループ企業の1つとして機能するとのこと。
今回のKing買収は、映画/TVドラマ専門スタジオの設立やMajor League Gamingの買収といった大きな取り組みを進めるActivision Blizzardが、サブスクリプションやマイクロトランザクションを含むF2Pビジネス分野での成功に向けた足がかりとすべく実現したものですが、滞りなく終了した買収がActivision Blizzard作品にどんな影響をもたらすのか、今後の動向に大きな注目が集まるところです。
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