今年1月末に“Insomniac Games”が開発を手掛けるメトロイドヴァニア系の新作アクション“Song of the Deep”がアナウンスされ、小売最大手の“GameStop”が初めてパブリッシングを担当する作品として大きな話題となりましたが、本日GameStopが「GameTrust」と名付けた独自のパブリッシングレーベルを正式に発表し、Insomniacに続いて、Ready at DawnとTequila Works、Frozenbyteを第1弾のパートナーとして迎えたことが明らかになりました。
GameStopのVP Mark Stanley氏によると、“GameTrust”レーベルは従来のパブリッシング事業や大手パブリッシャーとは異なり、GameStopはデベロッパのクリエイティブプロセスに一切関与せず、開発者をビデオゲームの開発に集中させるためのサポートや、より広域なオーディエンスを視野にいれたプロモーションとマーケティングに専念するとのこと。
また、小売最大手としてのアドバンテージや経験を活かし、リテールとデジタルの両方に対応するだけでなく、インディーからマルチプラットフォームのAAAまで、あらゆる規模の作品を今後支援するほか、ThinkGeekを利用したマーチャンダイズ、6,200に及ぶ店頭でのキュレーションまで含む包括的なプロモーションを展開するものの、Mark Stanley氏は、この取り組みがパブリッシャーを目指すためのものではなく、ゲーム開発と流通のプロセスに革新をもたらすものだと説明しています。
また、Mark Stanley氏は“GameTrust”が、EAやActivisionといった親交の深い大手パブリッシャーのAAAやコアビジネスを危険にさらす取り組みではないことを強調しており、ビデオゲーム産業を駆動する既存のパブリッシングパートナーと競合しないために、秘密保持やデベロッパとの関わりに慎重かつ入念な準備を進め、歩調を合わせていることを明らかにしています。
1度の多くのプロジェクトを抱えず、少数の作品を十分に支援し、キュレーションに注力することを明言している“GameTrust”レーベルですが、Mark Stanley氏は既に別のデベロッパとも対話を進めていることを示唆しており、2019年には自社の売上げの実に50%がデジタルチャンネルによって占められるとの予測を自ら公言している小売の最大手が、野心的なパブリッシング事業にどんな新しいビジョンを抱いているのか、今後の取り組みと作品のラインアップに大きな注目が集まるところです。
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