先日、待望のPC版ローンチを果たしたものの、幾つかのクリティカルなバグやパフォーマンスの問題が噴出する状況となっていた野心作「No Man’s Sky」ですが、既に一部の問題を解消する小規模なパッチを配信したHello Gamesが、新たにPC版のパフォーマンスやAlt+Tab問題を改善するベータパッチをリリースし、変更点の概要を明らかにしました。
“Experimental”と名付けられたベータパッチは、Steamライブラリ内“No Man’s Sky”のプロパティからベータタブを選択し、アクセスコード“3xperimental”を入力することで利用となるもので、筆者の環境においてはベータ導入後の初回起動時は動作が重かったものの、2回目以降の起動後はマウスの引っかかりや画面のシャッタリングが生じないスムースな動作を見せ、Alt+Tabの問題無い動作が確認できました。
■ ベータパッチ“3xperimental”の主な改善点
- “AMD Phenom”サポートの改善: AMD CPU向けのコードを大幅に書き直し、ゲームコードがSSE 2を必要としなくなった一方で、Havok Physicsの動作に“Supplemental SSE3”が必要となるが、今のところBobcatのサポートには至っていない。
- Alt+Tab問題の改善:幾つかのシステムと設定下においてAlt+Tabの切り替えが正しく動作しない、或いはクラッシュを生じさせていた問題を修正。
- シェーダーキャッシング:PC版に生じていたシャッタリングは、幾つかのシステムにおいて、シェーダーが正しくGPUにキャッシュされていなかったことが主な要因で、GPUキャッシングシステムが刷新された。これに伴い、初回のゲーム起動時における銀河マップのイントロにて、シャッタリングが生じる可能性があるものの、その後はスムースに動作するとのこと。これは特にATIカードに大きな改善をもたらすとのこと。
- マウスの挙動:マウスを用いた視点の移動時に生じていたヒッチングやシャッタリング(いずれも引っかかりが感じられる不具合)が改善された。
- Max FPSの最大値設定について:幾つかのCPUとGPU構成において、最大FPSを60または30に設定することが、適切に動作せずシャッタリングを生じさせていた。この問題も改善されている。
- パフォーマンスの改善:4スレッド以下のCPUの動作を改善。
- Intel製GPUについて:OpenGL 4.5に対応していないIntel製GPUを使用している場合に、これを知らせるアラートを追加。
- Gsync:一部の環境で問題を引き起こしていたことから、Gsyncをデフォルトで無効化。
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