Crytek UKが設立された2009年以降、何度か復活の噂が浮上しつつも非常に複雑なスタジオの変遷に伴い、やがて話題が立ち消えてしまったFree Radical Design(現Deep Silver Dambuster Studios)の人気シューターシリーズ「Timesplitters」ですが、本日THQ Nordicがプレスリリースを発行し、権利周りが煩雑な状態にあった“Timesplitters”トリロジーのIP獲得を発表。さらに、Free Radicalが2004年に手掛けた独創的なSci-Fiステルスアクションアドベンチャー“Second Sight”の権利を取得したことが明らかになりました。
これは、THQ Nordicの子会社となった独Koch Mediaを通じて買収を行ったもので、(それぞれにパブリッシャーが異なる各タイトルの)取得先に関する詳細は不明で、本家本元のDambuster Studiosによるリマスターや新作開発を含む今後の取り組みについても具体的な言及は行われていないものの、Koch MediaのCEO Klemens Kundratitz氏は、スタジオ傘下のスタッフに多くの熱烈な“Timesplitters”ファンが存在すると伝えています。
PS2向けのタイトルとして2000年に発売された初代“TimeSplitters”は、かつてRareでGoldenEye 007やPerfect Darkを生んだスタッフ達が開発を手掛けたFree Radical Designのデビュー作で、タイムトラベルを扱うカジュアルなストーリーやアーケード色の強いシューター、多くのポップカルチャーを題材にしたパロディとユーモアが人気を博し、2本の続編と併せて一世を風靡したことで知られていました。
余談ながら、TimeSplittersシリーズを生んだ“Free Radical Design”は、2008年にUbisoftが発売したHazeの販売が振るわず経営破綻し、Crytekによる2009年2月の買収を経て、名称を”Crytek UK”に変更。その後、2014年7月末にCrytek UKが閉鎖となったものの、HomefrontのIPを購入したKoch MediaとDeep Silverの下で、Dambuster Studiosとして再建を果たし、シリーズ最新作“Homefront: The Revolution”をリリース。今年2月にはTHQ Nordicが(Deep Silverレーベルを含む)Koch Mediaを買収したことで、THQ Nordic傘下となっていました。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。