2008年にリリースされた”Haze”の失敗と経営破綻を経て、2009年2月Crytekにより買収されたFree Radicalですが、現在はCrytek UKスタジオとしてCrysis 2マルチプレイパートの開発を担当しており、教育方面での活躍なども報じられるなどCrytek本社と少し違ったスタンスで良好なパートナーシップを見せています。
昨年の11月にはノッティンガムで行われたイベントにてCrytek UKのボスKarl Hilton氏がかつてFree Radicalの看板タイトルだった「TimeSplitters」シリーズのIPが全てCrytekに譲渡された事と新プロジェクトを検討している旨を明かし、注目を集めていました。
それ以降の続報は途絶えていたこの新プロジェクトですが、昨晩ついにCrytekのボスCevat Yerli氏がTimeSplitters新作の可能性について言及、現在検討段階にある事を明らかにしました。Yerli氏はまだ何も具体的な決定は無く、それらに議論が及ぶのはCrysis 2が落ち着いた後だと発言しています。
Crytek UKが手掛けたCrysis 2のマルチプレイパートの出来をYerli氏は高く評価している様子で、「私はUKスタジオの友人達と手掛ける仕事を愛している」と発言。Crytek UKがクオリティの水準を容易にクリアし、80から85スコアのクオリティを実現した事と、Crytekの技術とIPを組み合わせる事で、Crysis 2が90点台のスコアに達すると強く信じていると自信を顕わにしています。
また、Yerli氏は現在のCrytek UKが70名を超える規模で、Crytekからのコミットメントにより素晴らしい成長を実現しているとも語っており、TimeSplitters復活がいよいよ絵空事では無くなってきた様子で続報が楽しみなところです。
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