SIEが元Bungieの社長兼CEO Harold Ryan氏率いるProbablyMonstersと提携、Destinyの中心人物達が集う傘下スタジオ「Firewalk Studios」がAAAマルチプレイヤーゲームを開発中

2021年4月23日 2:42 by katakori
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
sp
「ProbablyMonsters」「Firewalk Studios」

2000年から2016年に掛けて、Bungieの社長とスタジオヘッド、CEOを兼任し、中期Bungieの成功と成長を支えたHarold Ryan氏の新スタジオとして、2016年に設立された「ProbablyMonsters」ですが、翌2017年にはDestinyの中心人物達が在籍する2つの内部スタジオを設立し、2019年に大手パブリッシャーとの提携が報じられていたスタジオの動向に注目が集まるなか、本日SIEが“ProbablyMonsters”との独占的なパブリッシング契約を発表。傘下スタジオの1つ「Firewalk Studios」がAAA規模のマルチプレイヤーゲームを開発していることが明らかになりました。

今のところ、“Firewalk Studios”のデビュー作に関する詳細は不明ですが、同スタジオには元Activisionの“Destiny”担当ゼネラルマネジャー兼SVP Tony Hsu氏をはじめ、“Destiny”の元クリエイティブディレクターRyan Ellis氏、“Destiny”や“Bioshock Infinite”のプロデューサーを務めたElena Siegman氏を含む“Destiny”の中心人物達が在籍しており、オリジナルの新規IPに取り組んでいることが判明しています。

なお、“ProbablyMonsters”の傘下には、SIEタイトルの開発に注力している“Firewalk Studios”に加え、ストーリーテリングにフォーカスした“Cauldron Studios”が存在しているほか、昨年には名称がまだ明かされていない3つ目の次世代Co-op RPG専門スタジオが設立されており、Flagship出身でRunicの共同創設者であるJohn Dunbar氏とMarsh Lefler氏、さらに元GearboxのリードレベルデザイナーPatrick Blank氏を含むベテランの参加が報じられていました。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントとFirewalk Studiosがマルチプレイヤーゲーム向け新規IPにおけるパブリッシングパートナーシップを発表

Tony Hsu
Firewalk Studios スタジオ・ヘッド

マルチプレイヤーのプレイテストでは日々誰かが「今、何が起こったのか見た?」と、席を揺らしながら笑い、誰に言うともなく話しかけることは、よくある光景です。そして、このように刺激的で予測不可能な瞬間は、他のプレイヤーと一緒にゲームを楽しんでいる時に起こりうることで、記憶の中で繰り返し再生され、語り継がれていくものです。

私たちは2018年にFirewalk Studiosを創設しましたが、ゲーム開発において、このような瞬間がいつも私たちの中心にあります。

このような素晴らしい瞬間があるからこそ、私はかつて毎晩深夜2時まで『ファンタシースターオンライン』をチームでServer9からプレイしていたのです。ニューヨークの自宅アパートで騒音を注意しにきた隣人が、気が付くと『Rock Band』を一緒に演奏してくれたこともありました。

チームのほかのメンバーは、彼らのクルーと一緒に毎晩『Diablo II』を楽しみながら、最後の完璧な鎧のセットアイテムを探索したり、激戦の『Halo』のゲームトーナメントでオンライン予選を勝ち抜いたり、数学の期末試験をサボって『Left 4 Dead 2』のLANパーティーを開いたりしていました。

次世代のAAAスタジオとして、また、ProbablyMonstersのファミリーの一員として、このような瞬間を創出できる才能豊かな人材を集め、魅力的で多様性のあるチームを作りました。すべてのメンバーが、ゲームに対して深い情熱を抱き、その情熱を形にしていく技を備えています。Firewalkには「最高のチームを作り、最高のゲームを作る」というスローガンがあります。これはひとつの事柄が別の事柄へとつながっていく、ということを意味しています。ProbablyMonstersは世界に通用するオペレーションチームとインフラストラクチャーを通して、人材を第一に考える持続可能な開発文化の育みと、素晴らしいゲームの提供の両立に注力できるようになりました。

私たちのリーダーシップチームは、これまでプレイヤーの記憶に残るマルチプレイヤー体験を創出してきました。ゲームディレクターのRyan Ellisは『Destiny』のクリエイティブ・ディレクターを務め、エグゼクティブ・プロデューサーのElena Siegmanは『Guitar Hero II』『Bioshock Infinite』、そして「Destiny」の複数の作品のプロデューサーを歴任してきました。さらには、才能溢れる私たちのチームは『Mass Effect』や『エーペックスレジェンズ』などのフランチャイズを世に送り出しました。「コール オブ デューティ」や「Destiny」での経験(そして、何千時間にもおよぶプレイ体験をしたこと)と合わせて、この10年間で最大級の体験をプレイヤーの皆さんにお届けできたことを、大変誇りに思っています。

本日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントと私たちの新作マルチプレイヤーゲームに関するパートナーシップを発表できることを、大変嬉しく思います。新たな世界を創造し、世界中のプレイヤーの皆さんにより素晴らしい瞬間をご提供できる機会があることこそが、私たちを前進させる原動力でもあります。プレイステーションのチームには、ゲームというメディアへの深い愛情と敬意があり、大きな野望を実現するための世界最高の知見と能力を備えています。

私たちはすでに新作の制作に取り組んでおり、チームでのプレイテストをとても楽しんでいます。昨年の困難な時期にチームを拡大し続けましたが、日々のオンラインプレイテストがチームメンバーに喜びと一体感をもたらしてくれました。物理的な距離があっても、一緒にプレイし、共に楽しみ笑いあうことで、私たちの距離は縮まったのです。プレイヤーの皆さんに同じような喜びをお届けするのが私たちの目標であり、そのために取り組んできたことについては、また改めてお伝えしたいと思います。

自分たちが取り組んでいること、つまりゲーム制作という仕事が好きでいられるということは、とても幸運なことです。ゲーム制作は今後も続きますが、その間、この業界が生み出す素晴らしいゲームをプレイし続け、自分たちも少しずつマルチプレイヤーの素晴らしい瞬間を創りだしていきたいと思います。

それでは、またお会いしましょう。

情報元及びイメージ:PlayStation.Blog

本日のニュース一覧

おこめの「The Elder Scrolls V: Skyrim」記!

skyrim記リターンズその136
「4コマ:攻撃しようにも」
skyrim記
“Skyrim”記バックナンバーはこちら

“Skyrim”記リターンズバックナンバー
Lineスタンプ
おこめがLINEスタンプを作りました!
かわいい子達がたくさんいるのでよかったらどうぞ。

アーカイブ

doope.jpについて

doope.jpは国内外の様々なゲームに関するニュースをご紹介するゲーム総合情報サイトです。
当サイトに関するご質問等はお問合わせフォームをご利用頂くか、またはメールで[doopeinfo@gmail.com]までお問い合わせ下さい。
sp



About the author

かたこりTwitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。

おこめTwitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。

Tag

Copyright c image and method All Rights Reserved.