UPDATE2:2月26日1:21
新たに“Machinarium”で知られるチェコの「Amanita Design」によるウクライナ支援とチャリティの情報を追記しました。
UPDATE:2月25日23:28
新たに“Metro”シリーズを生んだ「4A Games」の報告と隣国ポーランドの「CD PROJEKT RED」による支援、幾つかの情報を追記しました。
連日の危機的な状況を経て、昨日遂にプーチン大統領が特別軍事作戦と呼ぶ事実上の侵略戦争が始まってしまったウクライナですが、ミサイル攻撃を含む軍事行動による被害の状況と事態の動向に世界中の注目が集まるなか、シャーロック・ホームズシリーズでお馴染み「Frogwares」や現在期待作“S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl”の開発を進めている「GSC Game World」を含む現地のデベロッパが今回の侵攻に対する声明を発表。現地のコミュニティと協力し、支援を呼びかけています。
We're a peaceful nation, and in all the years since we gained our independence, we've never attacked or threatened anyone.
Because of this situation, our work will be impacted and our lives can be destroyed.
— Frogwares (@Frogwares) February 24, 2022
■ “Frogwares”の声明
ただ傍観しているわけにはいかない。ロシアは私たちの祖国を攻撃し、ウクライナの主権を否定している。私たちは安全を維持するよう努めているが、これは戦争であり、選択の余地はない。
私たちはプーチンが祖国から撤退するよう求める。
ウクライナは平和な国であり、独立以来ずっと誰かを攻撃したり脅かすようなことはない。
この状況により、私たちの仕事が影響を受け、生活そのものが破壊される可能性がある。
— GSC Game World (@GSC_GW) February 24, 2022
■ “GSC Game World”の声明
本日、ロシア連邦がウクライナに正式な宣戦布告を行った。
私たちの国は爆発音と砲撃音で目覚めたが、我々は強く、どんな状況にも対応し、自由と独立を守る準備はできている。
未来のことは分からないが、我々は最善を尽くし、自軍とウクライナへの信頼に強い自信を持っています。
ゲーム業界のプレイヤー、ブロガー、この投稿を見た全ての人に呼びかけます。どうか、これを共有し、傍観せず、困っている人たちを助けてください。
ウクライナ軍を支援するための特別支援アカウントです。「UAU3000010000000047330992708」(※ ウクライナ国立銀行の口座、全世界から送金可能)
痛み、氏、戦争、恐怖、そして人間の残酷さを通じてなお、ウクライナはこれまでと同じく屈服しない。
— Vostok Games (@VostokGames) February 24, 2022
また、現地のデベロッパや開発者、コミュニティがPolygonの確認に応じており、Vostok Gamesがスタジオの移転を視野に入れた計画を進めているほか、ウクライナのEsportsチーム“Navi”も声明を発表し、ロシアを非難。共にこの危機を乗り越えようと寄付を募っています。
https://t.co/iNiwMXrC81 pic.twitter.com/JaOa6JQxEA
— NAVI (@natusvincere) February 24, 2022
余談ながら、“Metro”シリーズを生んだ“4A Games”もウクライナのデベロッパとして知られていますが、同スタジオは2014年のヤヌコーヴィチ政権下で起こったウクライナ騒乱時(クリミア併合を含む国際紛争の火種となっただけでなく、ウクライナの独立広場ユーロマイダンでは100人を超える市民が犠牲となった)に、本社スタジオをマルタ共和国に移転しており、現在は現地スタッフのオフィスが残っています。
また、今回声明を発表した“Frogwares”については、多くの関係者が前述したウクライナ騒乱時のユーロマダイン運動に参加しており、2014年に発売されたシャーロック・ホームズシリーズの“Sherlock Holmes: Crimes & Punishments”には、これを弔うメッセージが掲げられていました。(参考:過去記事)
Update:2月25日23:28
先ほど、“Metro”シリーズを生んだ「4A Games」がロシアのウクライナ侵略に対する声明を発表し、21世紀の現実がビデオゲームのシナリオの境界を乗り越えるようなことが可能だとは思いもしなかったとロシアを非難。スタジオの願いはただ一つ、戦争の恐怖が空想の世界を飛び越えないことだと強調し、今できることはウクライナを互いに支援することだとして、前述のGSCと同じウクライナ軍を支援する支援口座を紹介しています。
— 4A Games (@4AGames) February 25, 2022
また、隣国ポーランド「のCD PROJEKT RED」がウクライナの支援を表明。人道支援組織“Polska Akcja Humanitarna”に100万ポーランドズウォティ(約2,800万円)を寄付したことが判明しています。
We cannot remain indifferent in the face of such injustice and we ask everybody to join in and help in any way you can. Together we can make a huge difference! (2/2)
— CD PROJEKT RED (@CDPROJEKTRED) February 25, 2022
我々の隣人であり友人でもあるウクライナへの侵略行為は、驚きと怒りをもたらしました。
一人でも多くの被害者を助けるため、CD OROJEKTグループはポーランドの人道支援組織 @PAH_org に100万PLNを寄付します。
このような不当な行為に無関心でいることはできません。ともに変化を生み出しましょう! https://t.co/SBTSIMciYk
— CD PROJEKT RED Japan (@CDPRJP) February 25, 2022
さらに、ウクライナのキエフとオデッサにスタジオを構えるUbisoftがKotakuの確認に応じており、状況を注意深く注視しながら、ウクライナチームの安全を確保するために幾つかの対策を進めていると報告。また、全てのチームメンバーに支援と援助を提供していると伝えています。
また、先ほど声明をご紹介したFrogwaresもKotakuの確認に応じており、現在もチームの大部分がキエフに残っているほか、従業員が自信の安全を確保できるよう状況を見ながら必要な対応を進めているとのこと。
Frogwaresの代表は、大きな不満と怒りと共に、(前述したウクライナ騒乱/クリミア併合以来)この8年間スタジオを疲弊させてきた状況がさらに悪化していく様を誰もが恐怖の中で目の当たりにしていると説明しています。
UPDATE2:2月26日1:21
新たに、“Machinarium”や“CHUCHEL”といった数々の傑作アドベンチャーで知られるチェコの「Amanita Design」がウクライナ支援を発表。ロシアの侵攻を強く非難し、今助けを必要としているウクライナのために、各販売プラットフォームにおける来週の“Machinarium”と“CHUCHEL”、“Creaks”の収益を人道支援団体“Clovék v tisni”(People in Need)に寄付することが明らかになりました。
🇺🇦 Ukraine needs help, right now 🇺🇦
Our next week’s earnings from Machinarium, CHUCHEL, and Creaks will be donated to @CLOVEKVTISNI, a nonprofit organization that will use the money to aid the most vulnerable people in Ukraine affected by the ongoing Russian invasion. pic.twitter.com/PFLAjqyIoY
— Amanita Design (@Amanita_Design) February 25, 2022
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