今年5月に浮上した“Roll7”と“Intercept Games”閉鎖の噂を発端に、レーベルそのものの売却や閉鎖がまことしやかに囁かれる状況となった一方で、新作“Tales of the Shire: A The Lord of the Rings Game”(ホビット庄の物語 ~指輪物語の世界から~)のプロモーションを継続していたインディーパブリッシングレーベル「Private Division」ですが、早期アクセスのまま開発や続報が頓挫している“Kerbal Space Program 2”の続報や幾つかの現行プロジェクト、提携スタジオの未発表プロジェクトに関する続報が待たれるなか、本日「Take-Two Interactive」が2025会計年度第2四半期の業績報告を実施し、「Private Division」レーベルの売却を正式にアナウンスしました。
“Take-Two Interactive”の報告によると、「Private Division」の閉鎖はAAAタイトルとモバイルゲームの中核事業とその成長にリソースを集中させるための戦略的な決定で、小規模な成功ではなく、大ヒットタイトルの創出を優先するための再編を進めていると説明しています。
今のところ、「Private Division」レーベルの売却先は不明で、レーベル傘下の全発売済み/未発売タイトルも併せて売却されたものの、Moon Studiosが早期アクセス運用と開発を進めているアクションRPG「No Rest for the Wicked」のみ、Take-Two Interactiveが自らサポートを継続することが判明しています。
なお、GamesIndustryの確認に応じたTake-Two InteractiveのCEO Strauss Zelnick氏によると、「Private Division」レーベルの売却先は近日中に公表される予定とのこと。
また、“OlliOlli”シリーズや“Rollerdrome”を生んだデベロッパ「Roll7」と、“Kerbal Space Program 2”の開発を担当していた「Intercept Games」については、“Intercept”のレイオフに関するWARN通知(※ アメリカではレイオフを実施する際、60日前の早期通知が連邦法で義務付けられている)や開発者自身の報告から浮上していたもので、当初Take-Two InteractiveとStrauss Zelnick氏は、両スタジオの閉鎖を否定し、“Kerbal Space Program 2”の開発が継続中だと説明していましたが、今回の発表に併せて、Take-Two Interactiveの広報がGamesIndustryの確認に応じており、「Private Division」の売却前に「Roll7」と「Intercept Games」を閉鎖したことを認めています。
なお、早期アクセス開発が放置されている「Kerbal Space Program 2」の今後に関する具体的な情報は提示されておらず、「Private Division」の売却先をはじめ、現行タイトルの動向、加えて過去に“Private Division”とパブリッシング契約を締結し、その後続報が途絶えているBloober Teamや(Mutazioneで知られる)Die Gute Fabrik、Evening Star、Piccolo Studio、Yellow Brick Games、ゲームフリークのプロジェクトに関する現状など、さらなる続報と確認が待たれるところです。
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