近年、各所で様々な課題を含む議論の的となっている生成AIですが、ビデオゲーム産業でも大きなトピックの一つとなっている技術の今後と有効な活用方法に注目が集まるなか、新たにValveで「Deadlock」の開発に従事しているベテランエンジニアFletcher Dunn氏が“ChatGPT”を利用して「Deadlock」のマッチメイキングを改善したと報告し話題となっています。
I'm gonna keep posting my ChatGPT wins, because this thing keeps blowing my mind, and I think there are some skeptics who don't get how amazing this tool is.
A few days ago we switched Deadlock's matchmaking hero selection to the Hungarian algorithm. I found it using ChatGPT pic.twitter.com/dyLPDPyBJ8
— Fletcher Dunn (@ZPostFacto) October 2, 2024
今回の報告は、(実現したい事は明確なものの、適切な検索語句が分からない場合などに極めて有効な)幾つかの要件を“ChatGPT”に投げかけて、それに適した解決方法を提案してもらい、これに基づく新アルゴリズムを「Deadlock」に応用したもので、予てから“ChatGPT”の素晴らしさを紹介しているFletcher Dunn氏は、これを“ChatGPT”の優れた成果だと強調しています。
また、Fletcher Dunn氏は“ChatGPT”とのやりとりを公開しており、(マッチング対象のそれぞれがプリファレンスリストを持っている理想的な状況ではなく)片方のみが優先度スコアを所有している状況で、マッチングのスコア合算が最小値となる最良の結果が得られるアルゴリズムを求めたDunn氏に対して、“ChatGPT”がこれを重み付き二部マッチングの一種と理解し、目標が重みの最小化にあると説明した上で、これを実現する手法として、二部グラフを用いた最小点被覆を求めるハンガリー法を紹介する様子を紹介しています。
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