ついに豪鬼とタスクマスターの参戦が明らかになった期待のvs.シリーズ最新作「Marvel vs. Capcom 3」ですが、先日ハガー市長とフェニックスの参加が判明した際にはカプコンサイドの2Pカラーに加えマーベルの2Pコスチュームのバリエーションも多く公開され注目を集めました。
毎度の事ながら良い意味で大胆なカラーマネジメントから彩られた2Pカラー達は、これぞスーパーヒーロー!な目に優しくない配色が多く登場しており、変なカラー好きの格ゲーファンの心を鷲づかみにしたに違いありません……が、なんと幾つかの2Pコスチュームが実は原作を忠実に再現した物である事がIGNの調査から明らかになりました。
この調査には、なんとマーベルでライセンスゲームのマネジャーを務めるChris Baker氏も参加、完全にその筋のプロフェッショナルにより、以下の様な元ネタとその再現が判明しています。
1Pカラーはジーン・グレイぽさが色濃く残るフェニックスの古典的な外観に見えます。ちなみに元々はサイクロプスの恋人として、或いはマーベル・ガールの名前でX-Men初期メンバーの1人だった事で知られるジーン・グレイがエネルギー体フェニックス・フォースにより記憶や人格、外見などがコピーされた生命体がフェニックスで、後々波乱の人生を歩む不憫なキャラクターとなります。
こちらは2005年に発売されたGreg Pakによる”Phoenix: Endsong”から登場したフェニックスです。
前述の通りジーン・グレイとフェニックスの境界は原作を読んでいてもややこしい(そもそも成りすましでもあるので)ところですが、こちらはGrant Morrisonが描いたジーン・グレイがどうやら反映されている模様。
こちらは90年代初期にJim Leeによって描かれたジーン・グレイです。懐かしい……と思いきや、初出は2001年ながらこの2年間注目を集めるX-Men Foreverでは完全にこのコスチュームが復活しています。
マーベル物のvs.シリーズではお馴染みで、強キャラ枠にも常連のストームですが、今作の1Pコスチュームでは大胆なイメージチェンジを図っており、かつての白いキャラクターからコミックでの黒や映画版も意識した様なイメージに変更されています。
こちらはお馴染み90年代のシリーズファンには安定感の感じられるストームとなっています。
なんともコメントしづらいこのストームさんは、X-Treme X-Men(2001年~2004年)に登場した東京での地下アリーナに登場した際の衣装です……。
こちらは上でも登場したX-Treme X-Menで描かれたストームのメイン衣装です。
誰もが登場に驚いたドーマムゥのメインコスチュームは近年のコミックに登場する外観が元となっており、コスチュームの形状もこれに準じたデザインとなっています。
こちらは画像検索から見つけた物か、出典は不明との事。しかし赤々とした姿はまさにドーマムゥぽくて素敵です。
最も長く描かれたタイプのドーマムゥがこちらで、フィギュアなどでもお馴染みの姿です。強そうじゃない……。
こちらのなんとも味わいのある緑のドーマムゥですが、正しくはマーベルから2006年にリリースされたNextwaveシリーズに登場する悪役Dread Rorkannuです。素敵。
元々の姿が個性的すぎて、逆にシリーズが違っても大きな変化が起こりづらいM.O.D.O.K.ですが、こちらも参戦時には度肝を抜くインパクトを多くのファンに与えました。という事で、これがやはりベーシックなM.O.D.O.K.です。
こちらは1975年から今も続くSuper-Villain Team-Upに登場するM.O.D.O.K.です。2007年にリリースされたModok’s 11の表紙がモデルになっている様子。
こちらも出展は不明、59年のTales of Suspenseからの物かと考えられます。良い顔。
今作における嫌なキャラクターとカラーの組み合わせでトップランクに位置すると予想される、おばちゃんにしか見えないM.O.D.O.K.ですが、実はこれはM.O.D.O.K.ではなく、1988年のWest Coast Avengersから登場しているM.O.D.A.M.を再現したキャラクターだと思われます。ヘンリー・ピム博士の最初の奥さんだと言い張る変なキャラクターです……。そのまま過ぎる。
映画版もそろそろ登場が近いキャプテン・アメリカですが、コミックの方ではお馴染みスティーブ・ロジャースの死からバッキー・バーンズへと受け継がれ、新デザインのキャップはファンの間に大きな波紋を呼んでいます。しかし、やはり安定感があるのは古典的なスティーブ・ロジャースのキャップ!Marvel vs. Capcom 3では映画版コスチュームにも影響を受けない安定感のあるデザインでプレイが楽しめます。
キャップなのかパニッシャーなのかどっちだよ!なコスチュームは実はキャプテン・アメリカでは無く、Civil Warに登場したフランク・キャッスル(1代目パニッシャーの中の人)です。胸のドクロマークからもフランクなのは一目瞭然で、カプコンの漢侠に溢れるチョイスの1つと言えそうです。
こちらはMarvel vs. Capcom 2からの復活カラーではないかと考えられます。
ヒーロー達が活躍するマーベル世界はしばしば歴史のifが描かれたり、目一杯広げた風呂敷がどうにも収まらずに時間の巻き戻しやパラレルワールドのフル活用で全てが無かった事になったりする事は日常的に行われます。
そんな中でも異臭を放つのが、この”もしも”キャップがソビエトのヒーローだったら……?という物。見事にアカいキャップがなんとも奇妙な違和感を演出しています。
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