2006年にリリースされた“Flow”と2009年の“Flower”(※ 国内では“Flowery”)で独自の世界観を作り上げ、インタラクティブアートの新しい地平を切り開いたthatgamecompany、現在は前2作以上に独創的な2012年春リリース予定の新作「Journey」の開発を進めています。
“Journey”の何とも形容しがたい不思議なテイストやゲーム性はこれまでにもご紹介してきた通りですが、先日thatgamecompanyのRobin Hunicke氏がCVGのインタビューに応じ、本作の開発に影響を与えたタイトルとしてフロム・ソフトウェアの人気タイトル“ダークソウル”やお馴染み Mojangの大ヒット作“Minecraft”という意外な名を挙げ注目を集めています。
Robin Hunicke氏によると、“ダークソウル”と“デモンズソウル”、そして“Minecraft”はthatgamecompanyのオフィスでしばしば話題に上るタイトルで、氏はこの3タイトルにインスパイアされていることをはっきりと明言。この3タイトルが内包する非同期にも関わらず再帰性を持つゲーム設計は今後ゲームデザイナーが開拓すべき有益な分野だと語り、実際にいくつかの興味深いデザインが存在していると示唆しました。
昨今、より同期し即時性を強化する傾向が強いビデオゲームにおけるコミュニケーションですが、Journeyではこれを逆に抑制することで他者の存在を際だたせる手法を取っており、前述した3タイトルが持つ非同期性が具体的にどうJourneyのデザインに盛り込まれているのか春のリリースが今から楽しみでなりません。
なお、thatgamecompanyはSCEとの関係が深く傘下スタジオの様なイメージも少なからずありますが、新たな契約や更新が行われなければ次回作Journeyが最後のSCEタイトルであり、独自のポジションを作り上げたthatgamecompanyがJourneyリリース後にどういった動きを見せることになるのか、改めてその動向に注目が集まることとなりそうです。
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