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先日驚く程に映画的なCGIトレーラーと共に、バリエーション豊かなゲーム性を予見させるプレイ映像も公開されたUbisoftの人気シリーズ最新作「Far Cry 3」ですが、本作のディレクターを務めるMark Thompson氏が本作のストーリーについて言及し、これまでの物語的な選択の自由を捨て“1つの物語”を描くと語りました。

これはOXM誌の最新号に掲載されたインタビューから明らかになったもので、Thompson氏は映画や小説に見られる伝統的な物語が、プレイヤーに複数の選択を与えるインタラクティブな物語よりも強力なストーリーを提示することが出来ると語っており、50近いバリエーションが見られた前作の物語に比べ“Far Cry 3”のストーリーはより力強い物語になったとアピールしています。（※ 50の物語を書くよりも1つの物語を書く方が当然クオリティが上がるとも）

ここまで読むと本シリーズの軸とされる“自由”なゲーム性が損なわれ、世間に散見されるリニアなシュータータイトルになってしまうのかと勘違いしてしまうところですが、Thompson氏はこの前作から蒸留し得られたストーリーラインがゲーム本編のオープンワールド性を損なわないと断言。氏はプレイヤーに対し、可能性に満ちた空間や様々なツール、能力などを提示すると述べ、プレイヤーが自身の行動の可能性をテストすることを楽しみにしていると自信の程を明らかにしています。

氏はFar Cry 3が初代Far CryとFar Cry 2をブレンドしたタイトルになるとも語っており、先日公開された映像からもはっきりと感じられる魅力的なストーリーとオープンワールドシューターとしての自由をどう調合するのか、今後の続報に期待したいところです。

Ubisoft Montrealが主要な開発を務め、MassiveやReflections、上海スタジオも開発に協力するシリーズ最新作Far Cry 3のリリースは9月24日の予定で、対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCとなっています。