“Lamb of Columbia”(コロンビアの子羊)と名付けられたエリザベスに纏わる新トレーラーの公開が迫るIrrational Gamesの新作「BioShock Infinite」ですが、先日5時間に及ぶハンズオンイベントのプレビューが解禁され、数枚の新スクリーンショットと共に、初代BioShockとの対比や、Ken Levine氏の今作に対する興味深い見解など、幾つかの興味深いインプレッションとディテールが明らかになりました。
初代BioShockの冒頭は、海の底に聳える凋落したユートピアを発見した部外者としてプレイしたが、BioShock Infiniteもまた空に浮かぶ失敗したユートピアを発見する部外者としてプレイすることとなる。両方の作品はプレイヤーの周りに横たえる失墜の証拠を繋ぎ併せストーリーを構成し、法外な地域を調査させた。
しかし、初代BioShockとBioShock Infiniteの最も驚くべき差は大きく進化したビジュアルではなく、人々だった。ラプチャーは既に崩壊したユートピアだったが、コロンビアは崩壊が今まさに進行中である様子を見せる。
初代BioShockに比べ、来るBioShock Infiniteは著しく長いダイアログによって構成されていない。ゲームの進行に関する作業の多くはその“長さ”ではなく、物語の“深さ”に集約されたように見えた。
プロパガンダを示す都市内のポスターが、会う人物が、購入するプロダクトそのものが全てゲームのミステリーに対する隠れたヒントのピースとして機能している。テレビが登場する以前のビューワーを設置したブースでは、白黒のタイトルカードによるダイアログと快活な音楽を組み合わせた政府の情報娯楽も見られた。
そして、前作にも登場したプロットに絡むキャラクター達のオーディオダイアリーが今作も登場するが、前作のログが担った役割の多くはコロンビア内で普通の会話を交わしている人々によって実現されている。
本作で著しい暴力と流血を伴う激しい描写が見られるが、これを真っ向から描いたことについて、Ken Levine氏はヒロイックな物語の影で大量虐殺を行っているエンターテインメントなゲームや映画の主人公に潜んでいる問題、“本質的にサイコパスな大量殺人者は誰なのか”というトピックを承知していると発言、あるポイントでこれに対し何らかの試みを用意していることを示唆した。
同様に、黒人やアイルランド人に対する差別の問題についてもプレイヤーがその問題に直面するよう正面から描いている。
また、Ken Levine氏は初代BioShockの物語がAndrew Ryanと出会った以降、幾分か失速し、それまでの道中ほど楽しい物ではなかったことを認めており、BioShock InfiniteのエンディングがIrrational Games史上最も野心的な内容に仕上がっているとアピールした。
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