一時Stuart Black氏が開発を率いていたものの、氏のCity Interactive退社に伴い計画が頓挫し、その後昨年9月にようやく再始動を果たしたCIのWWIIシューター「Enemy Front」ですが、新たに本作のプロデューサーMichael Sroczynski氏がPolygonのインタビューに応じ、新生“Enemy Front”が1944年のワルシャワ蜂起など、ビデオゲームの歴史においてほとんど描かれることがなかった小規模戦やサボタージュ活動を描いていることが明らかになりました。
“Enemy Front”が第二次世界大戦の大きな戦いのみを描く作品ではないと語ったMichael Sroczynski氏は、本作がポーランドのレジスタンス戦にフォーカスしていることから、これまでのビデオゲームには決して登場することがなかった“知られざるミッション”が複数描かれていると説明。(※ 余談ながら、ワルシャワ蜂起については2012年12月にDMD EnterpriseがTPSとRTSのハイブリッド作品“Uprising44: The Silent Shadows”をリリースしている)
Sroczynski氏によると、本作はドイツとスロバキア軍によるポーランド侵攻(1939年)から5年後の戦時下を描いており、前述したワルシャワ蜂起に絡むミッションでは、山岳部に位置するナチスのロケット工場をターゲットとして実際に行われた破壊工作ミッションが描かれるとのこと。
また、予てからWWIIサンドボックスシューターと強調されていた本作には、ミッションの遂行に対して複数のアプローチが用意されており、ステルスを主体とするプレイや銃撃戦、スナイパー戦術、破壊工作、不正工作といった様々なスタイルのプレイが可能となっています。
なお、ポーランド侵攻から5年が経過したワルシャワのレジスタンス達は、史実通り様々な物資が不足し、多くの武器が間に合わせのImprovised Weapon(身の回りの物や部品を流用して作ったような即席武器)でしかない劣勢にあり、こういった状況下で提示されるミッションが、プレイヤーに目的を満たすためのクリエイティブな機会を提示することが強調されています。
前述した再始動を経て、大きく方向性が変わったことから、未だその全容が明らかにされていない“Enemy Front”ですが、現在はFar Cry 3のナラティブデザイナーやWarhammer 40K: Space Marineのディレクターを務めたRaphael van Lierop氏が開発を率いていることが報じられており、2年近い潜伏を経た本作が一体どんな作品に進化しているのか、来るゲームプレイ映像のお披露目やディテールの解禁に改めて注目が集まるところです。
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