先日ゲーム全体の売り上げが下がってきた事に反してコアゲームの売り上げが伸びているというニュースをお伝えしましたが、今度はゲームビジネスのスタートアップに対する投資金額が大きく縮小傾向にあるというニュースが聞こえてきました。海外ビジネスの情報サイトVventureBeatの調査結果によると2008年のゲーム関係の投資額が9億3680万ドル(約858億円)に及ぶ規模だった物が、今年は600万ドル規模まで縮小したとの事。
ゲームの売り上げに関するニュースとの関連性について論じる事は難しい問題ですが、この内訳を見ると面白い事が見えてきます。今回の調査で最も巨額の投資を得たのがFacebook等のソーシャルネットワーク向けゲームやiPhoneタイトルでも知られるロシアのデベロッパZyngaで投資金額は1億8000万ドルとなっており、なんと調査結果の3割近い金額を得ています。さらに続く2番手もFacebookやMyspace向けのゲームを開発するPlaydom(4300万ドル)、さらにWebゲームを手掛けるSmith & Tinker(2900万ドル)、そして国内ではPlants vs. Zombiesなどのカジュアルゲームで知られるPopCap Games(2250万ドル)と続いています。
去年の投資額と比較すると上から中国のMMO系オンラインゲームパブリッシャ9yo、カジュアルゲームのBigFish Games、MMO開発のReal Time Worlds、そしてROTLOやDDOで知られるTurbineが続いており、去年とはビジネスの様相が完全に変化した事が色濃く表れています。この変化が何を意味するのか、そしてZyngaの巨額投資が無ければ、なんと55%下落という結果になった新規ゲームビジネスへの投資規模の縮小が来年どういった結果に表れるのか非常に興味深い所です。
なお、今回の調査結果にはかなり巨額の資金調達を果たしたであろうOnLiveの詳細が含まれていないそうで、来年度のストリーミングビジネスの流れも今後無視できない大きな潮流の一つと言えそうです。
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