先月25日に“オズの魔法使い”をテーマにした新作「OZombie」のKickstarterキャンペーンを開始したSpicy Horseですが、新たに初期ゴールを達成した後のストレッチゴールとして、Aliceシリーズの最新作「Alice: Otherlands」の長編アニメーション映画化に向けたプロジェクトを始動させると発表しました。
これは、初期ゴール達成後の10万ドル調達をストレッチゴールとして提示したもので、この10万ドルが“Alice: Otherlands”の映画化権を取得するために必要な予算50万ドルの一部として使用されることが明らかにされています。
American McGee氏によると、現在“Alice”IPに関する対話はゲームのIPを所有するEAと、映画化権を保持しコントロールする権利を持つCollision Entertainmentの2社を相手に進められており、EAとの対話が合意に向けて進んでいるなか、映画化権については先買権とライセンスの完全な購入を合わせ50万ドルで買い付け可能とする取り交わしが既に行われ、Spicy Horseによる映画化権取得に向け50万ドルの資金調達を実現する段階に入っているとのこと。
今回ストレッチゴールとして提示された10万ドルは、この映画化権のいわゆる頭金的な先買権に充てられる予算で、McGee氏はこれまで12年に渡って他社が所有してきた映画化権を遂に取得可能となる合意に至ったことに喜びのコメントを寄せています。
ただし、今回の“Alice”映画化権取得に向けた動きは、Spicy Horseが映画ビジネスに参入することを意味するものではなく、あくまで経験豊かなアニメーションスタジオやライター、プロデューサー、監督が素晴らしい作品を生み出すことが出来るよう、Spicy HorseとAmerican McGee氏が映画作品に対するコントロールの手綱を握っておくことに主眼を置いている旨が強調されています。
さらに、この“Alice: Otherlands”映画の製作が進められる間、Spicy Horseが2014年に向けて開発を進める作品が件の“OZombie”であることも改めて明言されました。
Spicy Horseと往年のAliceファンにとっては非常に嬉しい取り組みと言える今回の話題ですが、現時点でKickstarterの資金調達は95万ドルの初期ゴールに対し、僅か12万6,000ドル程度で停滞しており、残り32日間のキャンペーン期間中に無事ゴール達成となるか、非常に心配な状況が続いています。
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