doope!

多数の新要素と改善に加え、大幅なバランス調整を含む第4弾アップデートの配信スケジュールも決定し、改めて注目を集める状況となっている“Titanfall”ですが、新たに「Respawn Entertainment」のCOOに就任した元ActivisionのベテランDusty Welch氏がCVGとGame Informerのインタビューに応じ、“Titanfall”の今後やシングルプレイヤーキャンペーン搭載の是非、後期God of Warシリーズの成功を支えたStig Asmussen氏の雇用を含む新たな取り組み、EAとのパートナーシップなど、様々なトピックについて興味深い見解を明らかにしました。

• Respawn Entertainmentの新たなCOOに就任したDusty Welch氏は今年1月にRespawn入りした業界のベテランで、かつてActivisionで13年に渡ってパブリッシング部門のボスとしてCall of DutyとGuitar Heroシリーズの成功を支えた人物として知られる。
• “Titanfall”をフランチャイズとして構築することに成功したと語ったDusty Welch氏は、成功したフランチャイズをさらに拡張することは重要だと発言。その一方で、Respawn Entertainmentの長期的なビジョンとしてモバイルとF2P分野を視野に入れた計画が存在することを明らかにしている。この取り組みについてPixarを例に挙げたDusty Welch氏は、Pixarの成功が重要なフランチャイズをサポートしつつ、2～3年程度の期間で新たなIPに挑戦し続けていることに起因していると述べ、大きな成功は危険を冒すことによってもたらされるとの見解を示している。
• 先日、Respawn Entertainment入りを果たしたGod of Warシリーズの立役者Stig Asmussen氏は、“Titanfall”ではないプロジェクトに携わっていることが報じられていたが、Dusty Welch氏によるとAsmussen氏は前述したF2Pとモバイル向けの計画に加え、スタジオをどう拡張するかといった課題に取り組んでいるとのこと。また、Stig Asmussen氏のRespawn入りに併せて、同時期にGod of Warシリーズの開発者が6～7人ほどRespawnに参加している。（※ 余談ながら、今年4月末にはVince Zampella氏がRespawnと密接な協力関係を持つ新たなモバイルスタジオ“Nuclear Division”を設立したことが報じられた）
• PS4について語った氏は、PS4に対する短期的な取り組みは存在しないが、RespawnはPS4プラットフォームを愛していると発言。将来に向けて明確に注視している存在だと強調している。
• Respawn Entertainmentの将来について語った氏は、Respawnが今後もインディペンデントな存在で、IPを自ら所有することが重要な要素であることを示唆。Infinity Ward時代を含め、IPのコントロールに対する長い戦いを繰り広げてきたことを挙げている。（※ 旧Infinity WardとActivisionの軋轢は、元々Infinity WardがModern Warfareの権利をCall of DutyのIPから独立させ、Infinity Ward自身がコントロールすることを強く望んだことに起因していた）
• “Titanfall”シリーズにおけるシングルプレイヤーキャンペーン搭載の是非について触れたDusty Welch氏は、将来に渡ってシングルプレイヤーキャンペーンを除外するわけではないと語り、開発チームがシングルプレイヤー体験についてオープンな議論を交わしていると説明。一方で、Titanfallが導入したパラダイムを今後さらに押し進めることに多くの報償が存在するだろうと発言している。
• 氏によると、RespawnはeSportsに大きな興味を示しており、何らかのアプローチを視野に入れ、トラッキングに注力しているとのこと。
• また、PCコミュニティにも目を向けていると語った氏は、PC版に今後さらなる改善や機能を導入すると説明。その一環として、Nvidiaと協力しPC版のパフォーマンス改善に取り組んでいると述べ、今後数週のうちに多くのリプレイ性を提示するアップデートが導入されると予告している。