リビング向けのSteamプロダクト展開やVR分野への進出、“Source 2”エンジンの開発など、連日多くの話題で注目を集める一方で、2013年7月9日の“Dota 2”ローンチ以降、1年半以上も新作タイトルを発売していないお馴染み“Valve”ですが、Source 2版“Portal”VRデモの登場にファンの熱い期待が寄せられるなか、ゲイブとValveのビジネス開発リードErik Johnson氏がGeoff Keighley氏のポッドキャスト“GameSlice”に出演し、世界中のファンが続報を待ち望む「Half-Life」や新作ゲームの開発について興味深い見解を提示しました。
- 既存フランチャイズの再訪に関する質問に答えたゲイブは、Valveが“Team Fortress”や“Left 4 Dead”、“Half-Life”といったシリーズを含むゲームとキャラクター、ストーリー、ユニバースの全てを愛していると語り、(新しい作品が登場する)機会に不足はないと説明。一方で、新作ゲームの開発においては、作品と新しい技術開発を並行することが重要であることを挙げ、その選択を戦略的に進めたいと明らかにしている。
- ゲイブはそれぞれのゲームフランチャイズがValveにとって1つのツールであると考えている旨を明かし、適切なタイミングで正しいツールを手にしたいと説明。110体にも及ぶ多彩なキャラクターを持つ“Dota 2”や“Team Fortress 2”もまたツールであることを挙げたゲイブは、Valveが新しいチャレンジを考慮する場合、最も事態を前進させやすいフランチャイズを選ぶ傾向にあると説明している。
- ゲームフランチャイズをツールとして捉えるValveの取り組みに触れたゲイブは、このアプローチが“Half-Life 3”を熱望するようなゲーマーを含め、全てのファンが持つ要望に必ずしも合致するものではないことを理解していると発言。自身がTVドラマや小説、映画、ゲームのファンであることを前提として挙げたゲイブは、先日死去した著名なSF作家テリー・プラチェットのファンであることを明かし、ディスクワールドの新作を決して読めないことを惜しむ感情がValveファンと似たものであることを説明。それでもなお、Valveは(ファンの要望ではなく)Valve自身が得た学習そのものに基礎を置くと語り、リバイバルではなく、眼前に存在する大量の興味深い何かによって駆動することを改めて強調している。
- ただし、Valveがクラシックなプロダクト(ゲイブは予てから“Half-Life 2”のようなフルプライスタイトルがクラシックだと語っている)を再訪する唯一のケースとして、Valve内部の開発者のほとんどが開発を希望し、かつ合理的な説明が成されるような状況を挙げている。
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