「Prey 2」は前世代で最も美しい作品の1つとなる筈だった、“Human Head”がBethesdaとは異なる見解を主張

2015年4月8日 2:02 by katakori
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「Prey 2」

先日、モバイル向けながらリッチなビジュアルが印象的なAmazon Games Studiosの新作サバイバルホラー“Lost Within”を手がけることが報じられたお馴染み“Human Head Studios”ですが、新たにスタジオのディレクターChris Rhinehart氏やNorm Nazaroff氏がDevelopのインタビューに応じ、初代並の数奇な運命を辿り最終的にキャンセルされた「Prey 2」について“Bethesda”とは異なる興味深い見解を提示しました。

さらに、存続が危ぶまれたここ数年の危機的な状況をなんとか生き延びた今、新たに未発表IPのシリーズ開発を水面下で進行していることも判明し、スタジオの動向に改めて注目が集まる状況となっています。

■ “Prey 2”の開発とキャンセルについて

  • Chris Rhinehart氏によると、Human Headにおける“Prey 2”の開発は、2011年の終盤に計画が中断されるまで約2年近く行われ、主要な要素をほぼ盛り込んだアルファに限りなく近い状況にあった。
  • Rhinehart氏は、多くのコンテンツが実際に開発されたものの、公表されたものはごく一部で、そのほとんどが日の目を見ることはなかったと語り、E3とgamescom、PAXで提示されたデモから大きく進化したビルドはPS3/Xbox 360世代で最も美しい作品の1つに数えられたであろう仕上がりだったと主張している。
  • なお、Bethesdaは“Prey 2”がクオリティの問題を満たすことができなかったと報告し、正式にキャンセルを発表したが、Human Headはキャンセルの理由について明確にBethesdaとは異なる見解を持っていると説明。今も“Prey 2”の取り組みを誇りに感じていると強調している。

■ “Prey 2”頓挫後の取り組みについて

  • “Prey 2”のキャンセルは、スタジオの経営に深刻な状況を招いたが、外注仕事を多くこなしスタジオの存続と開発チームの維持を続けたとのこと。(※ 余談ながらAsh Monif氏を含む数人の要人がこの時期に退社している)
  • この間の取り組みとして、Irrational Gamesの“BioShock Infinite”開発にレベルデザイナーとシステムデザイナー、プログラマ、アーティスト、アニメーターを派遣したほか、内部の小規模チームがモバイル向けのF2Pタイトル“Fort Courage”を開発。さらに、Trion WorldsのMMO作品“Defiance”の開発を支援すべくアーティストやレベルデザイナー、キャラクターデザイナーを派遣したとのこと。
  • これらの外注/派遣を経て、“Batman: Arkham Origins”のWii U版移植とPS3版のデモ開発を担当。その直後に先日アナウンスされた“Lost Within”と“Minimum”のプロジェクトが始動したことが明かされている。
  • Norm Nazaroff氏によると、現在“Human Head”は未発表の新規IPシリーズの開発に取り組んでおり、詳細はまだ明かせないものの、インターフェースやゲームシステム、ビジュアルデザインを“ある方法”で進化させる作品だと強調している。なお、この新作については年内にパブリックなお披露目が果たせるよう取り組んでいるとのこと。
参考:2011年に公開された“Prey 2”のゲームプレイフッテージ
情報元及びイメージ:Develop

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