以前から問題が続いているオーストラリアの18+レーティング新設の問題ですが、オーストラリア最大のゲーム小売り業者EB Gamesが18+レーティング新設に向けて動きだしました。同社は公式サイトにて「Grow up Australia」と銘打った特設サイトを解説、政府に働きかける為の署名の受け付けを始めました。なんとその結果開始から10日間で50,000人以上が回答を寄せ、84%の署名を得る事となりました。
EB GamesのマネージングディレクターSteve Wilson氏は「今こそ変化の時だ」と述べ、オーストラリアにバイオレンスゲームは必要無いと謳う司法長官Michael Atkinson氏に対して「これは暴力的なゲームを求める物ではなく、オーストラリアのエンターテインメント産業によりよい分類をもたらすための物だ」と続けています。なお、この署名受付は2月14日まで行われています。
方やレーティングの方は「Aliens vs Predator」や「God of War III」修正無しでMA15+を通過しており、何か変化が起こっているようにも見えます。18+レーティング新設には最大の壁となる司法長官Michael Atkinson氏の動向が重要とされていますが、現在オーストラリアではインターネット検閲に関する法改正で荒れに荒れており、なんとMichael Atkinson氏はこの法改正の撤廃に強く動いています。
この改正はBlogを開設する場合、本名と郵便番号の記載が義務づけられるという頭の痛くなるような物で、ここでのMichael Atkinson氏は国民と民主主義の為の先鋒として認識されています。3月末に選挙を控えたオーストラリア、このままEB Gamesを始めとするゲーマー達の声にMichael Atkinson氏の態度が軟化してみんなハッピーと言う訳にはいかないものでしょうか。
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