先日PC版のリリースが行われたRealTime Worldの新作MMO「APB:All Points Bulletin」、カスタマイズ性の高いキャラクターやコンテンツ作成に加え、GTAシリーズの産みの親であるDave Jones氏が開発を率いる事で注目を集めたタイトルですが、当初アナウンスのあったコンソール版のリリースが難航している事をこれまでにもお伝えしてきました。
そんな本作のコンソール版のリリースがほぼ頓挫したとも思える発言がDave Jones氏から語られました。これは氏がEurogamerに伝えた物で、パブリッシャーを務めるパートナーが見つからなければAPBのコンソール版はリリースされないとの事。
Jones氏はリリースの実現に足りない事がパブリッシャーの問題だけである事を強調していますが、リードデザイナーを務めたEJ Moreland氏は先日、コンソール版がPC版とは別のゲームになるとも発言しており、コンソール対応がビジネス面でも開発でも難航している様子が窺い知られます。
また、Jones氏は本作のコンソール版が実現すればかなりクオリティの高いサービスを予定している事も述べており、その中にはコンソール用のdedicatedサーバ(これは専用サーバという意味では無く、ホスト用のプログラムのリリースを指しています)も含まれると発言しています。
PC版のパブリッシャーはRealtime Worlds自らが務め、Electronic Artsはデストリビューター(流通担当)を担当しています。果たしてコンソールのMMO運営に応じるパブリッシャーが現れるかどうか、PC版はまだ幾つかの問題が見られるものの、Dave Jones氏らしい混沌とした世界とプレイ感が実現されている本作、コンソール版の登場はPC版の成功如何によるといった所でしょうか。
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