昨日Electronic Artsの第2四半期会計報告が行われ、”Battlefield: Bad Company 2″が3月のローンチから販売数が600万本に達し、前作の販売数を倍近く上回る良好なセールスが得られた事が発表されました。
また、フランチャイズの復興やシュータージャンルでの王座獲得を明言し開発が進められたものの、タリバン問題や各メディアからの低いレビュー評価など、様々な要素が絡みビジネス的な心配がなされていた”Medal of Honor”は200万本販売を記録、前述の懸念を余所になかなかのセールスを見せています。
会計報告にてElectronic ArtsのCEOを務めるJohn Riccitello氏はMedal of Honorのセールスに触れ、様々なメディアで報じられたレビュースコアは”レビューワー達による狭い範囲での統計結果”だと批判、EAのカスタマーサービス部門へのフィードバックや、Web上で見られる顧客の反応においてはEAがこれまでリリースしたどのタイトルよりも多くのポジティブなレビューやコメントが寄せられていると発言。
そして、Medal of HonorがEAの予想と期待値を上回る明確な成功とセールス、消費者からの強いフィードバックを得た事で、今後も成功の内にMoHフランチャイズを継続する事が出来るとアピールしています。
なお、先日にはElectronic ArtsのVPを務めるPatrick Soderlund氏がMedal of HonorについてEAの期待値に届かなかったと発言、会計報告前であった事から販売本数については言及していないものの、今後のシュータージャンルでの成功にはより強力なゲームを持つ必要があると評価、しかしMedal of Honorが低いレビュー評価よりは良いゲームだと発言しています。
氏は期待値に届かなかった事を認めながらも、Danger CloseとDICEを大きく評価、Medal of Honorと開発チームが誇るべき物だと述べ、Medal of Honorは失敗では無くフランチャイズのリブートを成功させ、今後より強いタイトルになっていく事を示唆しました。
また、Soderlund氏はDanger CloseがMedal of Honorフランチャイズの新たな”何か”に携わっている事を示唆する発言を行っています。
トラブル続きの中、200万本を売り上げたMedal of Honorですが、プロデューサーを務めるGreg Goodrich氏は本作のセールスが300万本に達しなければ続編が登場する可能性は低いと明言しており、最終的にどのような着地を見せるか注目が集まります。
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