1986年の設立から今年で25年を迎えるUbisoft、人気のAssassin’s CreedシリーズやSplinter Cell、当サイトではラビッツやレイマンなどでもお馴染みの一大パブリッシャーの1つです。そんなUbisoftのCEOを務めるYves Guillemot氏がMCVのインタビューに登場し、今後世界で最も大きなサードパーティゲームパブリッシャへの強い意気込みを語りました。
Guillemot氏は昨年7月に当サイトでもお知らせしたElectronic Artsが保有するUbisoft株の売却について言及、Ubisoft株全体の20%を占める量の株をEAが売却したことを明かし、これが企業に大きな変化をもたらしたと語っています。
このEAによる大きなシェアの保持はUbisoftを常に用心深くさせ、歓迎されるべきものではなかったと氏は語っており、EAとの関係が切れたことで、今後Ubisoftが企業をより大きくさせる道が開けたとアピール、「私たちはナンバー3で、ゴールはいくつかのポイントでEAとActivisionに勝利することです」と発言し、今後より成長を加速させるプロダクトの開発に注力すると意欲を明らかにしました。
さらにGuillemot氏は、ビデオゲーム産業が今後より活性化するためには3社のハードメーカー(任天堂/Sony/Microsoft)が新しいコンソールをリリースする必要があると提言、消費者を満足させ、産業を成長させる新IPのリリースは新ハードと共に始めるのが望ましいと語っています。
Guillemot氏はコンソール機のライフサイクルについて触れ、新コンソール登場のタイミングが新IPにとって最も魅力的な時期だと語り、成熟したコンソールにおいて販売の多くを占めるのは既に確立されたIPだと指摘、前述のEAとActivisionとの関係性も含め、Ubisoftは新しいフォーマットの上で競合に勝利したいと望んでいるとの考えを明らかにしました。
氏はKinectやMove、3DS、NGPといった新ハードがこの助けになると語っていますが、あくまで現在の進化したプロセッサやグラフィックカードにおける技術をふんだんに用いた高性能な新ハードの登場が望ましいと示唆、消費者は現状のフォーマットを好むが、ライフサイクル的に安定期を過ぎたコンソール用のタイトルがビジネスの口火を切るのに十分なクリエイティブは存在しないと、新ハードの必要性を強調しています。
現状のPS3とXbox 360を見る限り、まだまだこの世代で戦う気たっぷりな気配も見え隠れする昨今ですが、現在PC分野ではコンシューマー向けCPUとGPUともに2~3世代程度は進化しており、これらの技術が搭載される新ハードがそろそろ欲しい気持ちは一消費者として確かに持ち合わせています。近年しばしば問題とされる開発費やマネタイズの手段等に関する動向が今後どのように進むのか、この辺りが次世代機登場のヒントになるかもしれません。
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