今年4月にドメイン登録が発見され、5月の業績報告で行われたカンファレンスコールでもタイトル名が口にされていた“Metro 2033”の続編「Metro: Last Light」ですが、続編の存在については以前からDanny Bilson氏が具体的な言及を見せており、E3から大規模なプロモーションを開始すると語っていました。
正式発表が秒読みと思われていた本作が昨晩THQが行ったロンドンでのプレス向けイベントにて遂に発表、事前情報通り正式名称が“Metro: Last Light”となり、前作ではエンジンが対応しながらも実現に至らなかったPS3対応も果たし、様々な改善と共に登場することが明らかになりました。
カルト的な人気を得た前作“Metro 2033”はウクライナのデベロッパ4A Gamesが手掛けたサバイバルホラーFPSで、初タイトルながら主要メンバーにはStalkerシリーズでお馴染みのGSCの元エンジン開発者が在籍しており、Metro 2033に用いられた4Aエンジンは高い表現力でも注目を集め、ロシア発のSF作品として人気を得たDmitry Glukhovsky氏の同名小説“Metro 2033”を原作としたハードな世界観も相まって、リリース当時はStalkrミーツFallout(※ スクリプト演出からCall of Dutyとも)との評された作品です。
今回発表にあたり、THQのプロデューサーを務めるHuw Beynon氏が今作の概要について様々な内容を明らかにしており、Metro: Last Lightが前作のエンディング以降を舞台に、主人公“Artyom”の物語が引き続き描かれる正当な続編で、あの暗い地下鉄駅とそれを繋ぐ坑道、そして各駅に存在する都市国家的な地下世界が主な舞台になるとのこと。
タイトルにも記されている“光”はゲームでも大きなプレイ要素として登場するとのことで、かつてウォーレン・スペクター氏が手掛けたスニークFPSの傑作“Thief”シリーズで見られたような光と影によるスニークプレイが可能になるとのこと。戦闘やサバイバル要素はかなりノンリニアな状態に進化している様子で、サイレンサー付の銃で明かりを気付かれずに消したり、火をコップの水で消すなど、Thiefを思い起こさせる要素が紹介されています。
さらにインタラクティブな環境要素も強化されており、多くのダンボール箱が存在する場所で銃撃戦をしている際に箱に火が付き、それが自然に燃え広がるなど、エフェクトにもクールな要素が様々用意されているとのこと。
完全なシングルプレイヤータイトルとして登場した前作Metro 2033でしたが、Beynon氏は新たにマルチプレイヤーモードの登場を明言、しかしそれがCo-opかそれとも対戦モードなのか、具体的な情報は明らかにされませんでした。
また、Beynon氏は本作のPC版がより技術的に優れ、ハイエンドのPCを所有していればコンソール版を遥かに超えるリッチな表現を得られると発言、しかしコンソール版もその他の表現力に優れるタイトルと同等のクオリティを保っており、4Aが全てのプラットフォームにおける表現力の限界を突破することをゴールにしているとアピールしています。
開催が迫るE3での続報に期待したいMetro: Last Lightのリリースは2012年予定で、対応プラットフォームはXbox 360とPS3、PCとなっています。
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