フェイシャルアニメーションの基礎研究を含む長い開発期間を経てビデオゲーム史に残る名作「L.A. Noire」を見事な作品として完成させた“Team Bondi”、タイトルの評価とは裏腹にローンチ後にはタイトルクレジットにまつわるスタッフとの問題や、Rockstar Gamesとの軋轢などがまことしやかに囁かれ、閉鎖の危機にあると報じられていましたが、先日判明したKMMに対するIPとアセットの売却を経て、8月30日に破産手続きに入ったことがSmartCompanyの報道から明らかになりました。
SmartCompanyによるとTeam Bondiは8月30日に“Australian Securities and Investments Commission”(※ オーストラリア証券投資委員会:ASIC)に破産手続きの委任状を提出、すでに外部からの財産管理段階に入ったとのこと。
先日のKMM(※ 映画「マッドマックス」シリーズを手掛けたジョージ・ミラー監督とプロデューサーのByron Kennedyが設立したプロダクションで、現在AAAクラスのゲーム化タイトル開発も進行中)へのIP及びアセットの売却時にはTeam Bondiスタッフに対してKMMへの移籍も提示されており、どうやら多くのスタッフ達が既に移籍を済ませ、KMM配下のDr D Studioで映画“ハッピーフィート 2”の制作サポートにあたっている模様です。
異質なまでの著しい作り込みと完成度を達成したL.A. Noireの輝かしい評価に対して、Team Bondiが辿る数奇な運命はもはや自身が作品で描いたハリウッドの光と闇を体現するような道筋とも言え、あまりに皮肉な展開だと感じられますが、改めてBrendan McNamara氏の動向やRockstar Gamesの続報に注目が集まるニュースだと言えそうです。
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