doope!

Grand Bazaarを始め、テヘラン市街地における戦闘や強襲上陸をモチーフの一部として描いたDICEの新作シューター「Battlefield 3」ですが、舞台となったイランではパブリッシャーが存在しないものの海賊版が出回る状況となっています。

イラン国内では正式に販売禁止の措置が取られ、販売者の逮捕なども報じられたBattlefield 3ですが、新たにイラン国内のビデオゲームデベロッパが、アメリカ側からの視点で一方的に描かれたBattlefield 3への報復を目的にしたゲーム「Attack on Tel Aviv」のリリースを計画していることが明らかになりました。

これは先週土曜、テヘランのメディアFNAにてイランのビデオゲーム団体“Iran National Foundation of Computer Games”を率いるBehrooz Minaei氏が明らかにしたもので、氏は同団体が開発資金を提供する旨を告げ、イランに存在するゲーム開発者に向けてプロジェクトへの参加を呼びかけました。

今回の発表はプロジェクト開始のアナウンスで、Attack on Tel Avivがどういった内容のゲームになるのか詳細は不明ですが、イスラエル有数の都市テルアビブを舞台に、ブッシュ政権以降の状況をゲーム化すると考えた場合、ガザ地区の問題やハマスの自爆テロをどう扱うのか、そしてBattlefield 3にどういった報復を成し遂げるのか、その手法と動向に注目が集まることになりそうです。