今年のVGAでお披露目を迎えた“Command & Conquer”シリーズ最新作「Command & Conquer: Generals 2」ですが、先日もご紹介した通りBioWareの新作として“Command & Conquer”の名前が出てくることに違和感を覚えた方は多いのではないでしょうか。
前回の紹介記事にて現在の“BioWare”がEAレーベルに昇格し複数の傘下スタジオを従えるブランドの1つになっていることをお知らせしましたが、今回は改めてBioWareを構成するスタジオの詳細を整理し、近年拡大の一途を辿るBioWareの名前に関する認識を新たにしたいと思います。
まず、“BioWare”が4つ目のEAレーベルとなったのは2011年8月4日、お馴染みピーター・ムーアがJohn Schappert氏の後任としてEAのCOOに就任したことと同じタイミングで発表が行われました。
また、Command & Conquer: Generals 2の開発を手掛けるBioWare Victory(元Victory Games)は元々EALAから分派し新設されたスタジオで、EALAのスタッフが多く在籍していることから“Generals 2”はいわゆる正統本家による続編であるとも言えます。なお、2003年にリリースされた前作“Command & Conquer: Generals”の開発はEA Pacificが手掛けていますが、EA Pacificは後年のEALAとして知られています。
という事で、先日のVGAプレミアを以てBioWare Victoryが新たに傘下スタジオとなったBioWareは、現在以下の8スタジオから構成されています。
- BioWare Edmonton:Baldur’s GateやMass Effect、Dragon Ageシリーズを手掛ける元祖BioWare
- BioWare Austin:MMO新作“Star Wars: The Old Republic”を開発中
- BioWare Mythic:Warhammer Onlineで知られるかつてのMythic Entertainment、LoL系のF2Pタイトルとしてリリースされる“Warhammer Online: Wrath of Heroes”もMythicが開発
- BioWare Montreal:Mass Effect 3を始めとしたAAAタイトルの開発に参加
- BioWare Ireland:アイルランドのゴールウェイに構えるスタジオ
- BioWare San Francisco:今月1日にEAが買収を発表したばかりのソーシャルゲームデベロッパ“KlickNation”が“BioWare San Francisco”に改名、KlickNationはこれまでF2PのFacebookタイトル“Six Gun Galaxy”などを手掛けてきた
- BioWare Sacramento:BioWareのFacebookゲームなどを開発
- BioWare Victory:“Command & Conquer: Generals 2”開発を手掛けるEALAから派生した元Victory Games
という事で、今年に入り大幅なブランド強化が水面下で進められているBioWareですが、この巨大化がブランド確立を進めるか、それともBioWareの名称を薄める結果となってしまうか、今後の続報と傘下スタジオ新作の動向には注意する必要がありそうです。
PC | PlayStation 4 | Xbox One | Wii U
PlayStation 3 | Xbox 360 | PS Vita | DS
Mobile | Movie | Rumor
Culture | lolol | Business | Other
RSS feed | About us | Contact us
かたこり( Twitter ):洋ゲー大好きなおっさん。最新FPSから古典RPGまでそつなくこなします。
おこめ( Twitter ):メシが三度のメシより大好きなゲームあんまり知らないおこめ。洋ゲー勉強中。