昨晩、「Electronic Arts」が2012会計年度の年次報告を行い、現在開発中のタイトルに関するリリース情報や今期注目作のセールス概要、次世代機開発に関する取り組みなど、様々な情報が明らかになりました。
後ほど個別でご紹介するニュースに先駆け、まずは年次報告の概要をまとめてご紹介します。
まず、FY2012の総収益は41億4000万ドルで、前年の35億9000万ドルから15%増収となっていますが、純利益は昨年の2億7600万ドルから263%も下降しており、7600万ドルという結果となっています。なお、EAは2013会計年度に40億7000万ドルの総収益を予想しており、2013第1四半期の予想収益として9億5000万ドルを提示しています。
また、今期の控えめな発表を受け、EAの株価が営業時間後取引で10%のダウンとなったことが明らかになっています。
Electronic Artsは今回の報告において、第四世代コンソールシステム向けのゲーム開発に対して8000万ドルの投資を行うと明言。未だはっきりとその姿を見せない次世代ハードウェアに向け、早くもAAAブロックバスタータイトル開発に取り組むことを明らかにしました。なお、次世代コンソールに関する具体的な言及は行われていません。
近年大手パブリッシャーの新しい柱として存在感を増しているデジタル販売による収益ですが、今期のEAは前年比で47%の増収を記録する大幅な成長を遂げ、全体で12億ドル規模に達する結果となっています。
なお、デジタル販売のおけるハイライトとしては“FIFA 12”のマイクロトランザクションとダウンロード販売が合計で1億800万ドルを計上、EAのデジタル販売プラットフォームとして登場したOriginの売上げは1億5000万ドルに到達し、現在1100万の登録アカウントを保持しているとのこと。
今回の年次報告において、新タイトルのリリーススケジュールと、現行タイトルに関する動向について以下のような発表が行われています。
■ 新作に関する発表
- 「Crysis 3」は2013年Q1リリースを予定。
- 「Need for Speed」の新作が2012年Q4にリリース予定。
- 「Dead Space」新作に関する言及が行われるも、詳細に関する発表は無し。
■ 現行タイトルに関するセールスの動向
- セールス的な不調が囁かれる「Star Wars: The Old Republic」については適切な状況を保っているとアピール。3月前半の170万アクティブユーザーから、現在は130万に減少。2013年Q1には2つの新しいコンテンツパックをリリース予定。
- 「Mass Effect 3」の小売りセールスが2億ドルを計上した。
- 「Battlefield 3」は3月に630万人がプレイした。新DLCが5月と6月にリリース。
- John Riccitielloが、来年「Battlefield」ブランドに関する新しい開発が行われると予告。
- 「SimCity」は2013年Q1リリース予定、Maxisは同四半期向けのソーシャルタイトルも開発中。
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