doope!

先日、深刻な経営危機を経て大規模なレイオフと共にベンチャーキャピタルLauder Partnersによる買収が行われたクラウドゲーミングサービス「OnLive」ですが、新会社へのサービス移行に伴い、今後もサービスを率いていくと明言されていた著名な企業家で発明家でもあるSteve Perlman氏が本日新会社を退社したことが明らかになりました。

これは本日OnLiveが発行したプレスリリースから明らかになったもので、後任となる会長職にLauder Partnersの社長を務めるGary Lauder氏が就任、さらに以前からプロジェクトの実務を牽引していたCharlie Jablonski氏がCOO兼CEO代行を務めることが判明しています。

なお、プレスリリースによるとSteve Perlman氏は今後自身の新しいプロジェクトとなるDIDO（無線技術）に注力するとのこと。

今回のレイオフと買収騒動のプロセスとして、既に負債が3000～4000万ドル（※ 約23.7～31.5億円）にまで膨らみ倒産寸前の状況の中、債務超過となった企業を専門に取り扱う大手法律会社Insolvency Services Groupにアセットが譲渡。その後設立時から投資を行っていたLauder Partnersがこの運用資産を購入したという経緯が明らかになっており、仕切り直しとなった経営状況の推移に改めて注目が集まるところです。

なお、以前に対応が明言されていた新ハード“Ouya”ローンチ時のOnLive対応は新会社移行後も計画が予定通り進行中であることが報じられています。