かねてから映画化に関する話題が定期的に報じられるValveの代表的な作品「Half-Life」ですが、先日New Rising Mediaが公開したValveのライターMarc Laidlaw氏のインタビューにて、氏が映画版“Half-Life”にふさわしい監督について言及。映画“ヘルボーイ”シリーズや“パンズ・ラビリンス”、新作SF怪獣映画“パシフィック・リム”、そして現在パブリッシャー探しが続けられている“Insane”でお馴染みギレルモ・デル・トロ監督が適しているとの見解を示し話題となっています。
今回の言及はLaidlaw氏が考える理想の監督について“if”を述べたもので、具体的な動きを示すものではありませんが、Laidlaw氏はもしもポール・バーホーベン監督が“Half-Life”でSF映画に復帰すれば、恐らく不愉快な狂気に満ちたものを作り上げるだろうと語り、さらに、ピーター・ジャクソン監督は自身が正確な脚色の驚くべき名手であることをこれまでに証明していると発言。
そして、ギレルモ・デル・トロ監督ならば“Half-Life”において多くの人々が見逃すであろう“ホラー感覚”を持ち合わせていると語り、“Half-Life”は結局のところ本質的にはホラーだと説明しました。
なお、Laidlaw氏は恐らく多くの素晴らしいポテンシャルを持った映画監督が存在するものの、彼らのほとんどは自身のビジョンを追求することに忙しいだろうと今回の言及が具体的な動きを示すものではないことを強調しています。
映画化に関する動きが実際に進められているのか、現時点では明らかでない映画版“Half-Life”ですが、2010年8月にはゲイブが本作の映画化についてハリウッドとの対話が実際に何度か行われたことを明言しており、その内容には全く満足出来ず、映画化に妥協しない旨を明らかにしていました。
余談ですが、ギレルモ・デル・トロ監督は先日Insaneのパブリッシャーを探すに当たって、自身も大ファンであるValveにラブコールを送っており、両者の邂逅が実現することはあるのか、今後の行く末が今から楽しみなところです。
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