昨年12月に公式サイトで開始されたカウントダウンを経て、Kickstarterキャンペーンの開始と共に正式発表を迎えたクリス・テイラー氏率いるGas Powered Gamesの新作「Wildman」ですが、昨日Kickstarterのアップデートが行われ、本作初のゲームプレイ(※ プロトタイプ)を収録した映像が公開されました。
110万ドルの資金調達をゴールに開始されたKickstarterキャンペーンにて、開始4日目で約175,000ドル調達とまずまずのスタートを切った状況にある“Wildman”ですが、意欲的なゲーム性やクリス・テイラー氏の新作という華やかな話題性に注目を集める一方で、本日Gas Powered Gamesが大規模なレイオフを敢行したことが判明しました。
これは、海外Kotakuが匿名のソースから得た情報としてクリス・テイラー氏以外の数人を除き、ほとんどのスタッフが解雇されたと報じたことを発端とするもので、その後GamasutraやJoystiqを始めとするメディアの確認により、約50人存在したスタッフの内、40人に近い規模のレイオフが敢行されたことがクリス・テイラー氏自身の口から明らかにされました。
クリス・テイラー氏はレイオフが報じられた当初、スタジオがまだ稼働していることを強調し、現在進行中の資金調達を終えるまでは体制をスリム化しておく必要があると述べ、企業の全てを“Wildman”に掛けていると説明していましたが、つい先ほどKickstarterのアップデートを行い、資金提供者達に直接“Wildman”プロジェクト続行の是非を問うビデオメッセージを投稿しました。
今回投稿された映像は、あの奇才クリス・テイラー氏が時折深く言葉を詰まらせながら(涙が浮かんでいる様子さえ見受けられる)、現在の状況を包み隠さず詳らかにするショッキングなもので、只ならぬ状況に海外コミュニティや開発者達が騒然とする状況となっています。
思わぬ展開となった“Wildman”とGas Powered Gamesですが、今後どんな展開を迎えるのか、改めて今後の状況に注目が集まるところです。
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