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昨年4月にValveのハードウェア部門入りし、新ハードの研究開発に取り組んでいた奇才Jeri Ellsworth女史が昨晩Twitterで“Valveをクビになった”とやけに明るく語った報告を皮切りに、Gamasutraを始めとする複数のメディアによる報告や確認から、どうやらEllsworth女史を含めValveで25名規模のレイオフが実施されたことが判明し、あのValveがレイオフ？という前代未聞の衝撃的な事態に海外メディアが騒然とする事態となっています。

ハードウェア開発部門が切られた、或いはLinux部門か？など、かなり情報が錯綜する事態となっている今回のレイオフですが、既にビジネス開発部門の要人Jason Holtman氏や、Half Life 2のキャラクターデザイナーMoby Francke氏、映画“ロード・オブ・ザ・リング”の特殊効果にも携わったKeith Huggins氏、アニメーターのMatthew Russell氏、エンジンプログラマのElan Ruskin氏などがValveを去ったとの具体的な情報が報じられており、各方面で確認作業が進められていました。

そんな中、お馴染みゲイブことValveのボスGabe Newell氏がEngadgetの確認に応じ、今回のレイオフが特定の部門にフォーカスしたものではないと、以下のように表明しています。

私達は通常、社員の事柄に関する多くの理由について語ることはありません。

ただ、直近の変更について異常な量の推測があるように思われるので、今回はこれらについて説明する通常とは異なるステップをとろうと考えました。

私達はいかなるプロジェクトもキャンセルしていません。

私達は議論を進めているいかなるプライオリティとプロジェクトに変更を加えていません。

今回のレイオフはSteam、或いはLinux、ハードウェア、そして［任意のタイトル名を挿入］に関係していません。

私達は特定の誰かが何故Valveに所属するのか、或いは働いていないか、その事について議論するつもりはありません。

Steamの成功を始め、PCゲーム分野におけるプラットフォーム的な存在として大きな基盤を築いているValveですが、今回のレイオフが通常のビジネス的なストラテジーによるものか、それとも何らかの方向を示す表出なのか、今後の動向に改めて注目が集まるところです。