昨晩、遂に本開催を迎えたDICE Summitにて、J・J・エイブラムス監督とゲイブが登壇するキーノート“Storytelling Across Platforms: Who Benefits Most, the Audience or the Player?”が行われ、ゲームと映画におけるストーリーテリングの特性と違いを通じて、ゲイブの軽快なジョークを交えつつ、J・J・エイブラムス監督の作品に対するビデオゲーム的なアプローチやビデオゲーム的体験に関する興味深い見解が示されました。
そんな特濃の30分が展開されたキーノートの最後に、J・J・エイブラムス監督がValveで新作ゲームの開発に協力していることを明言。さらにゲイブが「私達は、PortalとHalf-Lifeの映画化に共に取り組む事が出来る方法を見つけようとしている」と語り講演を終了し、その発言の詳細と具体性に大きな注目が集まる状況となっています。
そんな中、講演終了後にPolygonがJ・J・エイブラムス監督とゲイブにそれぞれ短いインタビューを行い、前述した驚きのタッグについて具体的な情報と現在の進捗が判明。今回はこの確認により判明した幾つかの情報をまとめてご紹介します。
キーノートを終え、Polygonのインタビューに応じたJ・J・エイブラムス監督は、Valveとの関係が“Portal 2”に収録された“Super 8”のインタラクティブトレーラーに始まった事や、ビデオゲーム開発への参加が“ゲーミング世界の中で映画を作ることを目指すものではなく、それを課すものでもない”といった自身の心構えを強調した上で、監督がValveと多くのミーティングを重ね、既存のValveフランチャイズに対する多くのアイデアについて話し合っていると明らかにしました。
しかし、監督は自身が参加する実際のゲームタイトルが“Half-Life 3”ではなく、同時に“LOST”や“FRINGE”、“クローバーフィールド/HAKAISHA”といったBad Robot Productions作品とも関係しない完全に新しい作品になると明言しています。
既に新生スタートレックの新作“Star Trek Into Darkness”や、2015年公開予定のスター・ウォーズ新作“Star Wars: Episode VII”を進めているJ・J・エイブラムス監督ですが、Polygonの確認に応じた監督は、「Half-Life」と「Portal」の映画化が本当のことだと明言。既に幾つかのアイデアと共にValveとの対話を行い、ライターを探し始める段階にあることを明らかにしました。
また、ゲイブもJ・J・エイブラムス監督との関係が「互いに語り合う以上のことを進めようと決定したポイントに達している」と発言。キーノートで見せた映画化に対する言及が希望的なリップサービスではなく、具体的な計画を持つ段階にあることを示しています。
現段階では新作ゲームと映画について、夢のようなコラボレーションが現実となることが白日の下に晒された以上のディテールは明らかでない今回のトピックですが、今後数年の内により具体的な姿を目にすることができるか、昨今ゲームビジネスの枠を越えた取り組みを強めつつあるValveの動向と併せて続報が楽しみなところです。
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