doope!

今年初めに開催されたCESにてXi3の“Piston”を含む複数のプロトタイプが出展されたValveのPCゲーミング用小型ハードウェア「Steam Box」ですが、本日BBCが行ったインタビューにお馴染みゲイブが登場し、今後数ヶ月の内に消費者の反応を見るために“Steam Box”のプロトタイプ配布を開始する予定だと明らかにしました。

既に前述した“Piston”でXi3との提携が判明しているSteam Boxですが、ゲイブはハードウェアの開発を外部パートナーと共に進めていることを改めて強調しており、製品の早いリリース実現に向けて、パワーとノイズ、廃熱のバランス調整にチャレンジを続けているとアピールしています。

なお、ゲイブによると、Steam Boxのコントローラー開発がまだ終了しておらず、バイオメトリックセンサーを含む追加入力機器の開発と研究も引き続き継続するのこと。

想像よりもかなり早い登場を果たすことになりそうなSteam Boxですが、新たなハードウェアの登場がコンソール市場を含むゲーミングに影響を与えるのか、今後の動向が気になるところです。

なお、MicrosoftのTechForumにて行われた質疑応答でSteam Boxについて語ったMicrosoft Interactive Entertainment BusinessのボスDon Mattrick氏は、自身がゲイブを愛してやまないと前置きした上で、Steam Boxがコンソールに対する直接的な競合にはならないだろうと述べ、Steamのビジネス的な性質上、最も大きな競合相手はApp Storeを有するAppleだろうと強調。さらに、AppleがApple TV向けにアプリとゲームの販売体系を30％オフで導入するならば、PlayStationやWii U、そしてXboxですらも駆逐してしまうだろうと、興味深い見解を示しています。