長い潜伏期間を経て、昨晩遂にGame Informer誌最新号のカバーアートを飾り華麗な復活を遂げた「Thief」ですが、この解禁と共にデジタル版のGI誌4月号が早速配信され、世代を飛び越し次世代タイトルとして登場することとなった新生“Thief”の気になるディテールが大量に明らかになっています。
今回は公式サイトに掲載された情報も交え、再び主人公を務める盗賊ガレットや世界観に関する背景、具体的なプレイディテールなど、大量の新情報を一気にまとめてご紹介します。
■ 公式サイトに掲載されたガレットの紹介文
時は過ぎ、力は移り変わった。新たな欲望は古いものに取って代わった。
しかし鎖の街は今も自由なまま、それは今も素晴らしい取り分だ。
最初俺は生きるために盗んだ、そして俺は盗むために生き抜いてきた。
俺は1人、お前の秘密を聞き、お前の隠された真実を見る。
俺は影、闇で死、ビロードの夜。お前は俺の姿を見ない。俺はガレット、お前の物は俺の物だ
■ 一般的な情報
- 新生“Thief”の開発はEidos Montrealが担当、対応プラットフォームはPS4を含む次世代機とPCで、リリースは2014年予定。
- ジャンルはシングルプレイヤーのステルスアクションで、今のところマルチプレイヤーに関する言及は行われていない。
- 主人公ガレットのデザインはディレクターを務めるNicolas Cantin氏が担当している。
- かつてのシリーズに見られた魔法要素の多くがトーンダウンされる予定。
- 既に3年近い開発が続けられている。
- この開発の中で、採用されたかった要素として、新キャラクターやTPS化、Assassin’s Creedシリーズの様な環境をよじ登る要素などが実験された。
- 旧シリーズのロアがどの程度継承されているか、具体的な言及は行われていない。
- Eidos MontrealのゼネラルマネジャーStephane D’Astous氏は、新生Thiefの開発において、旧Thiefが持っていた優れた本質を真新しい次世代のオーディエンスに残したいと強調している。
■ ゲーム世界に関する情報
- 舞台となる都市はシンプルに“The City”と呼ばれている。(※ シリーズを通じて描かれてきた都市として知られる)
- Cityは富裕層が繁栄を謳歌する一方で、市民は疫病と飢饉により苦しみ、何かが変わるのをじっと待ち望んでいる。
- CityはBaronと呼ばれる権力者によって、専制的な支配が敷かれている。
- 詳細はまだ不明ながら、都市環境はレベル制だった旧作に比べてより大きなオープンフィールドとなり、プレイヤーが望む場所に赴き、自由に盗みを働くことが出来る。
■ ゲームプレイに関する要素
- これまでのシリーズと同様に主人公ガレットは戦士ではなく、一度に複数のガードと戦うことは難しい。
- ガードやNPCはレベルデザインに対する知識を持っており、人が隠れられそうな場所を理解している。
- NPC達はそれぞれ異なる方法でガレットを捜索する。
- プレイヤーに進むべき方向を示すナビゲーションビーコンが登場する。(※ スクリーンショットに登場している。)
- 開発チームはプレイヤーが都市環境を調査するよう望んでいる。
- 進入可能な建物には複数の進入方法と脱出方法が用意されている。
- 様々な能力をガレットにもたらす“Focus”と呼ばれるシステムが新たに登場する。“Focus”の例として、以下のような能力が挙げられた。
- 登ることが出来るパイプや、闇を作るために消すべき明かりなど、インタラクティブなオブジェクトをハイライトし示す。強化により視野範囲が向上する。
- 敵をピックポケットする際に時間の経過を遅らせる能力。
- 暗闇から敵を急襲する際に、胸部など複数の致死的な攻撃箇所を示す能力。
- ダッシュ。
- 舞台に存在する全ての引き出しを調査可能だが、重要な物が隠されているであろう引き出しを見分けるため、“指紋”システムが導入された。
- ミッション終了時にはゲーム内通貨を利用したアイテムや装備品の強化が可能。
- ゲームのレベル全体にわたって様々なアーティファクトが隠されており、ガレットの隠れ家を飾り立てることが出来る。
■ ガレットの装備品について
- Blackjack:ガードの背後に忍び寄り、気付かれる前にノックアウト可能。
- Bow:戦闘の範囲外から攻撃を加えることが出来るガレットの強力な武器。
- Claw:特定のポイントを掴むために射出し使用することが出来る。(※ 旧シリーズのロープ矢が置き換えられた模様)
- 特殊な矢:様々な用途を持つ特殊な矢が今作も登場する。ドライアイスの矢は炎を離れた地点から消し、スモークスターターの矢は敵の注意を反らす。
■ ゲームプレイデモのインプレッションと概要
- Game Informerは新生“Thief”の長いゲームプレイデモを鑑賞し、そのフローを紹介している。
- ゲームプレイのデモは4種類のシーケンスから構成されていた。
- 最初のシーケンス:政治的に混乱する故郷“City”に帰ってきたガレットは、Theodore Eastwickという名の金持ちについて話すガードの会話に興味を抱き、Theodore EastwickがCityのゴシック建築の多くを手掛ける最も裕福な人物だと知り、Eastwickの屋敷へと侵入する。
- 2つ目のシーケンス:ガレットはEastwickの屋敷“House of Blossoms”へと侵入するが、裕福なパトロン達が集う屋敷でEastwickの姿を見失う。そこでガレットはXiao Xiaoと呼ばれる服装倒錯者の会話から情報を得て、Eastwickの寝室を突き止める。金庫を開けるための解錠ミニゲームも確認された。
- 3つ目のシーケンス:Eastwickの寝室にXiao Xiaoが入ってくるがガレットは素早く闇に身を潜め、Xiao Xiaoはガレットに気付かない。ガレットはその後隠された裏口を発見し、大きなメダリオンを得る。メダリオンを盗まれた事に気がついたEastwickが助けを求め、ガレットはXiao Xiaoが警備員達にあらゆる場所を探せと命じている様子を壁越しに聞いている。
- 最後のシーケンス:警備員達が至る所でガレットを探す中、ガレットは2人の少女が以前に屋敷の換気システムがトラブルを起こし、アヘンの煙が屋敷に充満した事件について喋っている会話を耳にする。これを耳にしたガレットが屋敷をアヘンの煙で満たし、数人の警備員と直接対峙した上で、Cityの地下深い下水エリアへと繋がる通風口へと脱出した。
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