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本日、2K GamesとGearboxがアメリカの著名な美大として知られるアカデミー・オブ・アート大学（Academy of Art University）との提携を発表し、この春に同大学の学生達が人気シリーズ「Borderlands」を短編アニメーション化するプロジェクト“Borderlands Cooperative”が実施されることが明らかになりました。

発表によると、この短編アニメーションは2013年末の公開を目指す作品で、春学期に実施される全学科の生徒達が参加可能な複数のチームによるオリジナルストーリー制作と提出を元に、2KとGearbox、アカデミー・オブ・アート大学から構成される審査委員会が短編アニメの原作を選出。その後、選出されたチームが2Kでのインターンを経て、夏から秋に掛けて作品を完成させるというもの。

2Kマーケティング部門のシニアVP Sarah Anderson氏は今回の提携が、ごく自然な適合だと語り、21世紀のキャリア構築を現実社会に即した経験を以て学生に準備させたい大学側のミッションと、お茶くみのようなインターンではなく、これまでに学んだ専門分野に沿った実務訓練を用意したいと語る2K側の体制がフィットしていることを強調。アカデミー・オブ・アート大学のShaun Featherstone教授も、日常的なホームワークの提出期限ではなく、問題の解決やクライアントへの提示、チームとしての取り組み、強いプレッシャーに晒される締め切りの遵守など、学生達が就職を前に現実世界の業務に触れる機会を得ることが大きな価値を持つと説明しています。

魅力的なユニバースやキャラクター、ドラマ性が多くのファンを魅了するBorderlandsシリーズならではの取り組みと言える今回の“Borderlands Cooperative”プロジェクトですが、近年ビデオゲーム産業向けの専門コース設立や産学一体となった取り組みが目立つ北米の教育現場から一体どんな作品が登場するのか、ビジネスと文化面の両方から今後の動向が楽しみなところです。