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当サイトでは2010年10月からご紹介してきた、IGDAの会長まで務めた経歴を持つTim Langdell氏の「Edge」商標転がしに関する問題ですが、新たにカリフォルニア地方裁判所の関係書類がオンライン上で公開され、今月17日を以て遂に“Edge”絡みの商標5種が抹消されたことが明らかになりました。

この問題は、Tim Langdell氏がEdge Gamesの設立に際し1990年に登録した“Edge”商標を盾に取り、ナムコのソウルエッジやElectronic ArtsのMirror’s Edge、Mobigameのパズルタイトル、Edge誌の名称や販売の差し止めを求め、次々と裁判を起こしていたもので、幾つかの作品に対する名称の変更や一時的な販売の差し止めを勝ち取ったものの、EAとDICEを相手取ったMirror’s Edgeの裁判で、商標登録に纏わる不正や偽造が発覚し、2010年10月上旬にLangdell氏の所有するEdge関連商標の取り消し命令が下されていました。

今回の話題は、結審から2年半近い時を経て、ようやく米国特許商標庁が当該商標（※ 対象となったのは“The Edge”と“Gamer’s Edge”、“Edge”2種、“Cutting Edge”の計5種）の抹消完了をカリフォルニア地方裁判所に報告したことから浮上したものですが、4月17日の報告を受け、翌18日には早速Langdell氏が裁判所に登録抹消への抗議文を送りつけ抵抗の構えを見せています。

なお、この問題に絡んで一時販売差し止めを被ったMobigameは、6年近い戦いの終焉を祝い、同社のパズルタイトル“Edge”の50％オフセール開催を決定、SteamとMac App Store、iOS APP Store、Google Playにて購入可能となっています。（※ セールは4月22日まで）