先日、11月12日の海外配信決定が報じられた「BioShock Infinite」の第2弾DLC“Burial at Sea”エピソード1ですが、先ほど海外大手メディアによるレビューが解禁され、リプレイ性の少ない1時間から長くとも3時間程度という短いボリュームながら、呆然とさせるクライマックスを含む豊かなストーリーラインや濃密なラプチャーのデザインとクオリティ、優れたファンサービスが評価され、概ね7点台の落ち着いたスコアを獲得しました。
また、Eurogamerのインタビューに応じ、本DLCのボリュームについて語ったKen Levine氏は、Irrational Gamesが明確に“量よりも質”を選択したと強調し、コロンビアに多くのレベルと幾つかの新しい銃、新しいモンスターを加えて取り繕う事は容易な道だっただろうと説明。「恐らく自分は馬鹿だ」と笑った氏は、自身が(ビジネスの)金銭的な観点から作るべきものを知る方法を持ち合わせていないものの、クオリティを評価し、クオリティを特に奨励する企業の下で働いていることから、この選択に何ら問題はないと強調しています。
さらに、氏はIrrationalがビジネス的にスマートなアプローチを取らないことは、初代BioShockから続いていると語り。当初マルチプレイヤーもリプレイ性も無いBioShockを誰も買おうとはしなかったとふり返り、人々はクオリティに呼応すると考えていると説明。BioShock Infiniteの開発においても、過去の資産を用いず全く新しい舞台となるコロンビアを1から構築し、今回のDLCでは、コロンビアを全く利用せず、逆にラプチャーを新しいエンジンと新しいアセットで完全に作り直す決定を下したうえ、BioShock Infiniteで構築したゲームシステムの全てを放棄し、ラプチャーに適するよう修正したと、およそ効率的とは言い難いIrrationalならではの尖った開発/デザインプロセスがシリーズを牽引してきたことを示唆しました。
今回のレビューにおいても、多くのメディアが有り体に言えば“クオリティは高く見るべきところも多くあるが、非常に短い”という長短をきっぱりと分けた評価を与えており、Irrational的な決定がこの後続くエピソード2でどのように帰結するのか、今後の動向がますます楽しみなところです。
- Eurogamer:7/10
- IGN:7/10
- CVG:7/10
- OXM:7.5/10
- Game Informer:8/10
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