先日、BBCのドキュメンタリー作品で知られる著名な動物学者デイビッド・アッテンボローがボルネオのジャングルをテーマにした「Oculus Rift」向けのインタラクティブなドキュメンタリー製作を進めているとご紹介しましたが、本日ロサンゼルスのハイアット リージェンシー センチュリー プラザで開催された“Hollywood IT Summit”のキーノートに南カリフォルニア大学のJonathan Taplin教授とFacebookのモバイルエンジニアリングVPを務めるCory Ondrejka氏が登壇し、Facebookのモバイル技術における幅広い将来のビジョンを語るなか、先日20億ドル規模で買収したOculus VRのバーチャルリアリティシステム「Oculus Rift」に言及。今後はビデオゲームだけでなく、いわゆるハリウッド映画にフォーカスしたビジネス展開を想定していると明らかにしました。
今回のキーノートは、デジタル音楽の流通や仮想現実にまで至る幅広い話題を扱ったもので、Ondrejka氏はFacebookとOculus VRの提携により生じる今後の出来事や、ハリウッドと仮想現実が交差する現在の状況を考えるだけで身震いするほどわくわくすると語り、Facebookが来年以降に行う取り組みが目覚ましいものになるだろうとアピールしています。
さらにOndrejka氏は、CGIやIMAX対応作品が既に大きなオーディエンスを獲得していることから、映画産業の中で最も利益を生む分野だとの見解を提示し、こういった映画のために製作されたアセットが、新しい経験を生み出すために再レンダリングや再利用可能だと述べ、前述したVRとの親和性の高さを示唆。さらに、IMAXが産業を牽引する経験になると予想していると自身の見解をまとめました。
既に、VRデバイス用の映像作品にフォーカスしたスタートアップまで登場しているこの新分野ですが、今後Facebookによる買収の正式な完了を経て、どんなビジネス展開が実際に始動するのか、来るコンシューマ版の開発状況やビデオゲーム関連の取り組みを含め、Oculus VRの動向に改めて注目が集まるところです。
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