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先日、Facebookが20億ドル規模の買収を発表し大きな話題を呼んだVRデバイスのフロンティア「Oculus VR」ですが、買収に絡むトピックが盛り上がりを見せるなか、ValveからOculus VRへと移籍したMichael Abrash氏（※ Xbox開発やIntelのLarrabee開発、Quakeの誕生に深く関わったベテラン開発者で、Valveではウェアラブルコンピューター技術やVRデバイスの研究を行っていた）に続いて、Valveのベテラン開発者Aaron Nicholls氏がOculus VRに移籍したことが明らかになりました。

これは、Oculus VRの公式Twitterが報告したもので、今後Aaron Nicholls氏はベルビューの研究開発ラボで同じく元ValveのAtman Binstock氏と共に働くとのこと。

なお、Atman Binstock氏は今年3月11日にOculus VR入りが報じられた人物で、RADやDICE、Intelでの活躍を経て、ValveではVRデバイスプロジェクトのリードエンジニアを務め、Michael Abrash氏と共にVRプロジェクトを牽引した中心人物として知られており、Oculus VRでは新たにチーフアーキテクトを務めることが判明していました。

カーマックやTim Sweeny氏に並ぶ天才技術者として名高いMichael Abrash氏が、再びカーマックと共に研究開発に取り組むだけでなく、ValveのVRプロジェクトにおける中心人物を新たに2人も擁することとなった“Oculus VR”ですが、Facebookによる巨額の買収を経て進められる迅速な体制強化がどんな将来に結実するのか、是非を巡る議論とは別のレイヤーで確かに進行している事態の動向に改めて注目が集まるところです。

We're thrilled to welcome Aaron Nicholls (@aaronhelloworld) to the team! He'll be working out of the Bellevue R&D lab with Atman and crew.

— Oculus (@oculus) 2014, 3月 31