2014年3月20日 1:07 by katakori

昨日、Sonyが予てから噂されていたPS4用のバーチャルリアリティシステム“Project Morpheus”をお披露目し、にわかに賑やかな状況となっているVRデバイスですが、新たに現在開催中のGDCにてOculus VRが新たな開発者向けキット“Development Kit 2”を正式に発表し、公式ストアにて7月の出荷に向けたプレオーダーが開始されました。（※ 価格は350ドル）

発表によると、“Development Kit 2”は今年1月にCES会場で披露されたプロトタイプ“Crystal Cove”の新機能を導入するもので、カメラを併用する頭部位置トラッキングに加え、残像を著しく軽減させる1920×1080解像度の有機ELディスプレイ（※ 初代DKは1280×800）を導入していることが判明しています。

また、“Crystal Cove”に見られた頭部位置トラッキング用のIRドットライトはヘッドマウントユニット内部に隠された上、カメラの小型化や接続ケーブルの1本化（※ 終端でHDMIとUSBに分化）といった改善も施されているほか、最前面上部に追加された追加のUSBポートと電源を利用することで、正面を撮影するカメラといった外部ハードウェアや周辺機器の接続が新たに可能となったことが明らかになっています。

想像を超える早い投入が実現した“Development Kit 2”ですが、Oculus VRの若き創設者Brendan Iribe氏は、DK2を経た次のステップがコンシューマー版だと説明しており、待望のコンシューマー版がスクリーンやトラッキング、デザインなど、全ての面においてDK2に比べてはるかに良い仕上がりになるだろうと強調しました。

発表に併せて公開されたDK2の紹介映像とIGNによるハンズオンプレビュー、ヘッドマウントユニットやカメラのディテールが確認できる各種イメージは以下からご確認下さい。