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先日開催されたE3にて、ドイツのYager Developmentが開発を手掛ける次世代向けのナンバリング続編“Dead Island 2”がアナウンスされ、MOBA系の新作“Dead Island: Epidemic”の開発とSteam Early Access版の販売が進められているDeep Silverの“Dead Island”ですが、先ほどステルスとミステリーにフォーカスした現世代機とPC向けのスピンアウト新作「Escape Dead Island」がアナウンスされ、不穏なアナウンストレーラーが公開されました。

オリジナルの舞台となったバノイ島を舞台に、初代の事件が発生した数週間後に島を訪れた主人公の物語を描く“Escape Dead Island”は、“War of the Roses”や“Lead and Gold”、“Bionic Commando: Rearmed 2”を手掛けたスウェーデンのデベロッパ“Fatshark”が開発を手掛ける三人称視点のシングルプレイヤー作品で、ばったばったとゾンビ達をなぎ払ってきたシリーズタイトルと異なり、ゾンビを回避するステルスとミステリアスな展開にフォーカスするストーリドリブンな新作とのこと。

また、発表に併せて狂気を孕む不穏なアナウンストレーラーが公開されたほか、幾つかのハンズオン情報が明らかになっています。

• “Escape Dead Island”の対応プラットフォームはPS3とXbox 360、PCで、価格は39.99ドル。発売は今年秋予定。
• シリーズタイトルに比べてスローな展開にマッチしたこれまでとは異なるストーリーを特色とする。
• 強大な権力を持つメディア王の息子として甘やかされて育った主人公はCliff Caylowと呼ばれるドキュメンタリー作家で、幻覚に悩まされている。本作は“サバイバルミステリー”と評され、Caylowの妄想に伴いゲームプレイを何度も繰り返すループ構造を特色とする。このループ構造が錯乱した物語と異常性、悪夢のような広がりを生むとのこと。
• プレイヤーはCaylowとして、仲間と共に初代の舞台となったバノイ島を探索する。ただし、プレイヤーが移動可能なエリアは取得アイテムや道具、能力によって制限されている。
• Caylowは島の探求を通じて、数枚の写真を撮影し本シリーズのゾンビアウトブレイクが生じた原因を調査する。
• ハンズオンデモの冒頭では、武器となるCaylowの所持品はドライバー1本のみで、ステルスが避けられない状況だった。
• デモ中に超自然的でサイケデリックなイベントが発生し、突如なんの説明もなく別のエリアに運ばれるケースが見られた。このイベントは島が生じさせたものか、それともCaylowの悪夢か、全てが不明瞭なままゲームが進行し、Caylowの死亡を経てベットで目を覚ますCaylowが描かれた。この際、仲間が“Caylowは島へと辿り付く原因となった遭難事故からずっと意識不明だった”と説明するが、プレイ中に入手したアイテムはしっかりと保持していた。